埼玉県の虐待事件について | ゆるりのブログ

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個人的に、もうあまりこういったニュースは見たくないのだけれど、Yahoo!ニュースのコメント欄を覗いてみた。

予想通り、虐待を加えた親、母親とその内縁の夫に対しての批判ばかりだった。

あと、事前に事件を防げなかった行政にも。

その中での、「こういう輩には子供を作れないようにしろ」とか「もう子供を作るな」というコメントに違和感を覚えた。

こういうのって、子供を作らなければ済む問題かな?

一番の問題は、虐待した親たちの心の闇でしょう。

虐待は連鎖すると言われる。かつては、この母親と内縁の夫も、亡くなった子供と同じような目に遭っていた。被害者だったということなのではないのだろうか。

この亡くなった子供も、もし命を取り留めていたとしても、このままこの母親の元で育てば、将来虐待する母親になる可能性も高いのだ。

もし、仮に児童保護施設で保護して貰えたとしても、そこで世話する人間が善人ばかりとは限らない。

子供という弱者に毒を吐く大人は普通にいる。

目には目を、歯には歯をで簡単に解決する問題ではない。

私たち世間は、可哀想だ、なぜ救えなかったのかと、一時の同情的感情で悦に入っているだけだ。

こういう事件で心を傷める自分って、なんて善い人間なの、と。

そして、この事件のことも、亡くなった子供の存在すらも、数ヶ月も経てばすっかり忘れ去っているのにね。