無条件の愛 | ゆるりのブログ

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私個人の思うこと、感じることなどを徒然に綴っています。

私の言葉がキツく当たる方はご遠慮下さい。

朝、ゴミ出しをしようと起きると、猫トイレの砂が大量に掻き出してあった。

時間も過ぎていて、早くゴミ出しに行かなきゃと焦っている私。

自分の中の段取りが狂い、朝一でイラッとくる。

怒っても仕方がないのだけれど、そうしないと私の気が収まらないので、その粗相の犯人の茶猫を叱る。

猫砂を片付け、ゴミ出しに行って帰って来ても、そのイライラは収まらない。

台所の片付けをしていると、猫がわらわらと寄ってきた。

「コップでお湯(人肌の)を下さい」

鳴いて私に訴える。

イライラしてそんな気分じゃなかった私は、「やらない!後で旦那さんから貰って」と言った。

毎朝、猫たちにお湯をあげる癖を付けたのは旦那さん。

けれど、私を見上げるつぶらな瞳に負け、あげようかと思う。

すると、視界にさっきの粗相の犯人の茶猫が入ってきた。

「お前はー!さっき怒られたばかりなのに全然反省してない!」

意地悪だろうが、性格悪かろうが、あんたにはあげない!と、幾ばくかの罪悪感と共にコップにお湯を汲む。

他の二匹にお湯をあげている横で、茶猫も座って待っている。

「あんたは気に入らないからあげない」

っていうのは、無条件の愛じゃないなぁ。

差別、えこひいきしてる私は全然無条件じゃない。(ガックリ)

「無条件」は、粗相をしても何しても変わらずその子を可愛がれること。

そう思うと、旦那さんの方がよっぽど、無条件に可愛がってるな…。

昨日、「無条件の愛」について大きな気付きがあった私。

もともと三匹も飼う予定じゃなかった。

その中で一番粗相をして、一番イラつかされることが多い茶猫。

一番可愛がれない子。

損な性格の子だな。と思うけれど、でもきっとこれにも何か理由があるんだろうな、となんとなくは思っていた。

それが、私に「無条件の愛」を教えてくれる存在だったとは…。

(うちの猫たちも無条件に愛せないんじゃ、自分のことも無条件に愛せるはずないよなぁ…)

自分の至らなさを突き付けられ、落ち込み、でも「無条件なんて絶対ムリ!」とも思う。