もしかして私は、パニック障害を治したいと思っていないのかも知れない。
もちろん治りたいと思う。思っている。こんな辛くて不自由な生活が嬉しい訳がない。
と、思っているつもりだったけど…。
それはあくまでも「つもり」だったのかも知れない。本当の心の底では治りたくない。このままがいいと思っているんじゃないか…。
病気のままであれば、自分の嫌なこと、したくないことをしなくてもよくなる。病気のせいにできる。
できなくても仕方ないと思える。思ってもらえる。
病気なんだから仕方ないよね。と。
そして、もっと重要なことは、私がまだ旦那さんのことを恨んでいること。私が病気になったのは旦那さんのせいだと思っていること。
私が病気でこんな辛い目に遭ってるのは旦那さんのせい。こんな不自由な生活を強いられているのも旦那さんのせい。
あんたのせいで私はこんな辛い目に遭っている。
あんたのせいで、私はしたいことも出来なくなった。
過去のあんたの仕打ちの結果がこの病気。
病気であることは、そのことの証になる。旦那さんへの当て付けになる。
そして、もし病気が治ってしまったら、そういう過去のことは全部無かった事にされてしまうんじゃないか…。と。
この考えに至った時。
不意に笑えてきた。
そして、泣けてきた。
可哀想な私…。
あなたが自分のことを認めてもらえなくて、どんなに辛くて、悲しくて傷付いていたのかを私は知ってる。私はちゃんとわかっているから。
だから大丈夫。
もう、
治ってもいいんだよ。
そういうタイミングが来ている。