Vol.657『頭の中は希望が整理されていない③』
前回は、最初にしたい思考の解放は「楽しいことをやる」。
なんですが、それですら、「思考が求めるもの」になっている人が多い。
という話をしました。
「どういうこと?」と思いますよね。
例えば、以前、「一人でスイートルームに泊まる」というご褒美を自分にあげるという方と会いました。
悪くないです。
でも、微妙です(笑)。
やってみるとわかるのですがー。
「日ごろ、頑張っている自分に贅沢をさせてあげる」という思いがあったそうですが、これがもし、「良いものに囲まれる体験をしたい。良いものに触れられてうれしい」という喜びならOKです。
でも、「こんなに高い部屋に泊まれている自分が好き」ということになると、少し話がずれてきます。
なぜなら、魂は「高い部屋に泊まりたい」と思わないから。
「高い部屋に停まれる自分」を喜んでいるのは思考なんですね。
その話をしてくれたTさんもどこか寂しげでした。
でも、ホテル巡りが大好きな人もいます。
ようは本当にその経験が心から好きならOKということです。
「高級車に乗りたい」という願望も同じです。
例えば、乗りたい理由が、「誰よりもいい車に乗りたい」なら、それは思考の求めているもの。
エゴを喜ばせる願望であり、魂は望んではいません。
「スピードの出る車に乗りたい」なら、魂が体験したいことかもしれません。
思考が求めるものには常に「他者目線」がついています。
それに気づかず、思考が求めるものばかりを追いかけていくと、どこかで「これじゃない」と感じてしまうはず。
なぜなら、私たちは魂の求めるものを無視していても、まったく感じないことはできないから。
どこかでいつも「本当に求めるものを感じている」のです。
「私ってすご~い」と思いたい、というのが思考です。
自分のその願いが「(他より」すごい」を求めているかどうかを静かに見る目が必要です。
心が求めているものにもっと真摯に向き合う。
心が振動しているかを感じる。
「誰よりお金持ちになりたい」「不安から解放されたい」より、「みんなで豊かに暮らしたい」の方が何倍も心が振動しませんか?
あなたのその望みは心が喜びで振動しますか?
あなたのその望みは他人と比べていませんか?
自分の思いに正直になるほど、願いが叶いやすくなります。
自分の本当の思いは、考えではありません。
分析でも、対処法でもありません。
「あなたのその思い」きちんととらえてみるところから始めてみませんか?
続きは次回に(^^)。
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