Vol.636『ほんとの気持ちがわかると現実化は早いのだけど③』
昨日、話をしていたIさん。
「本音が頭も感情もごちゃごちゃしていて、わからない」と相談を受けました。
まず、「本音がごちゃごちゃしている」ということはないのですが・・・(笑)。
確かに日本人は、本音を言わない傾向があるので、わかりにくいものになってきている傾向はありますね。
実は考えれば考えるほど、本音って、わからないかもしれません。
これは私の体験談です。
実は一昨日、友人から素敵なオファーをいただきました。
北欧の素敵な場所。
行ったことのある人の感想を聞いたり、そこでの体験の話を聞いて、アンテナがピコピコ動いて、「行きたい!」となりました。
でも、ね、まずは案内をもらおうと仮登録しようとしたら、電波が弱くて、登録が進まない。
2回トライしてNG。
ふむ。
こういう時は、私はいったん、辞めることにしています。
そして、家に帰ってみて、改めて案内をみてみたのですが、「うふふ」と笑うくらいご料金がいい値段。
仮登録が進まないのはそういうことだったのかな?と思いました。
ところが、2名部屋だと割引があるというのを聞いて、また心がぐらつく。
「誰か一緒に行こう」とグループで呼び掛けているのを見ると、手を上げたくなる。
心はぐらつきますが、頭の警告もすごい。
「夏休み中のフライト料金はすごいよ」とか、「無理していくものじゃない」とか。
「行ってみたい」と「無理しない」が延々と綱引きをしていました。
ただ、いつもは「そんなに興味がないのに、ここに行くべきだ」という感覚がきて、気づいたら申し込んでいるのに、今回はさっぱりわからない。
「私は興味がないのに、行くべきだ」という感覚の時は、勝手に手が動く感じ。
嬉しくもないし、戸惑いの方が大きいのに、なぜか「参加します」と連絡している。
体が動く感じ。
でも、今回はなぜか心がざわつき、どっちにも決められない。
3日ほど、悩みました。
そこで気づきました。
いつもと違うんだな、と。
頭がね、行きたがってるの。
頭に意識を置くと、頭がピカピカ、ワクワクしてる。
でも、直観は「特に行かないでいい」「し~ん」という感じ。
体も動かない。
素晴らしい場所だから、行ったら行ったで、楽しいと思います。
仲間といけば楽しいでしょう。
でも、頭が行きたがるって、例えば、「私も行ったといえる仲間に入りたい」とか、「行ったらすごい」とか。
別に「みんなと行きたい」もいいのですが、私は最高の成長をいつも意図しているので、「みんなと行きたい」は楽しくてベターでも、ベストではない。
みんなと行けて、成長があるなら、一石二鳥ですけどね。
今回は違いました。
で、「行かない」と決めると、すっと体の感覚が戻ってきました。
ということで、頭に意識がずっとあったことがわかりました。
みんなと騒ぎながら話をしていたから、ちょっと興奮してたのかな。
「行きたい!」「楽しそう!」というのは本音ですか?という話ですが、頭が行きたがる場合(みんなと行きたい、自分もその仲間になりたい等)と本当にワクワクしているのはちょっと感覚が違うんですね。
この感覚、とても微細な違いですが、意識すればするほどわかってきます。
そして、感覚でとらえられた方が100%間違いないです。
それは自分の経験でとらえていくしかないので、経験するしかありません。
自分の感覚に意識を向けていかなければ、おそらく永遠にわからないかもしれません。
ただ、いつも自分自身の本当の声を感じようとしていると、ベターな選択、意味のない選択、恐れの選択を選ぼうとした時、違和感を感じます。
しっくりしない、という感じかな。
少し意識してみてくださいね。
もし、これね、「楽しいことしたい」を意図しているなら、選択肢は五万とあると思います。
だから、そういう時は「最も楽しい経験ができる場所」とか、「もっとも心に残る体験ができる場所」みたいに意図を付け加えるといいですよ。
私の場合は、「最も成長がスムーズに起る場所に行く」ですので、そうなると、「こっちじゃない」「あっちだ」という直観がきます。
それが来ないということは違うんだな~と思いつつ、すっかり、「みんなと一緒に行きたい」「この輪の中に入りたい」という頭の大はしゃぎに振り回されてしまいました。
落ち着き、大事ですね。
わからなくなった時は、一旦止める。
心は行きたがっているのかどうかは明確な時と、なかなかわからない時があります。(わかる場合はそれでいきましょう)
感情は頭に影響を受けやすいので(不安な要素で頭に脅かされたりすると、感情はすぐに同調します。すぐにしゅんとなる)、迷った時の心はブランコみたいに揺れています。
だから、体が動くかどうか?
しっくりする感覚を大切にしているか、というところかな、と思います。
今日、お話しをした方が、もうものすごい金額の引き寄せをしているのですが、面白いのは、何度かその経験をしているのに、自分でなぜ、それが起こっているのかがわかっていない。
なので、注意深く掘り下げていったら、なんてことない。
叶った時は、本気で瞑想してお願いしている時でした。
そして、叶っていない時は、頭でああだこうだ言ってる時。
「簡単だね・・・」
二人で気づいて、笑ってしまいました。
その方は「これがわかったら、今日から引き寄せ簡単!」と喜んでいましたが、なかなかそうはいかないのです。
なぜなら、その人は瞑想は上手なのですが、普段は無茶苦茶頭のおしゃべりが激しい人。
なんなら、頭の中でパーティをしている感じです。
ものすごい楽しい感じの思考パターンなので、悪くはないのですが、そうなると、頭がうるさいので希望がかないません。
大きな金額が入ってきても、そこまで。
そして、自分の意図していないことに使われてしまう、ということを繰り返していました。
「基本の状態はできているから、同じように瞑想して、丁寧にイメージしてみたら・・・? 」と伝えると、「やってみる・・・!!!」とここでもう、頭が興奮状態(笑)。
あ、そうじゃない(笑)。
「すぐ出来そう!!」と喜んでいましたが、いやいや、そのパーティ騒ぎをまずはやめないとね。
じゃあ、「どうやってやめるのよ」という話ですね。
これまでも書いてきてはいますが、最近、「もっと早いかな?」と思う方法を試しているので、その話は次回に。
まずはなんちゃってでもいいので、頭のおしゃべり、どんなおしゃべりをしているのか、聞いてみてください。
自分に対する傾聴です(笑)。
続きはまた次回。
あんじゅ
または
ヴァ―ニア(サンスクリット語で神の贈り物の意味。インドでいただいてきました)