渓流ファンなら誰でも感じる、
ちょっと寂しい8月がやってきました。
山梨、長野のフィールドでは
9月中旬までが漁期ですが、
遥か以前の光景が私の釣りを
8月終了にしています。
4月の甲府盆地は桃源郷
その頃は主に長野・岐阜をメインに釣っていて、
一番通っていたのが諏訪の東俣川でした。
町から近いのに他に釣りをする人も居ず、
早朝から夕方まで釣り放題のエルドラード。
アマゴ・イワナの混棲する渓ですが、
好天時はアマゴだけ、初めてイワナを見たのは、
急な雨で濁りが入った時でした。
この渓はアマゴの勢力圏で、
イワナは隅に追いやられているようでした。
春から既に水量不足の渓
その後ある年の9月中旬、
シーズン最後の釣りに東俣川を訪れた時、
目の前の極浅い水中で、
婚姻色をまとった尺イワナの
ペアリングに立ち会いました。
フライを落としてもまったく反応しない、
網が有れば掬えてしまうほどの無防備状態。
それ以来小さな渓で健気に生きてる
渓魚の邪魔をしないように8月で終了しています。
赤の美しい渓流の宝石
今シーズンもちょっと寂しい8月になりました、
あと何回渓に行けるだろう。