しあわせかどうか?は心病んでいるかどうか?は関係ない | 夫は心を病むイクメン 鬱は人生のスパイス 美味しい人生になりました

夫は心を病むイクメン 鬱は人生のスパイス 美味しい人生になりました

結婚10年目のプレゼントは鬱病だった。
鬱の夫との日々をふりかえります。


首都圏ネタドリ

で取材をうけ、
放送された。


もしよかったら、見てください。
NHKプラスというアプリから見れます。

ただ、

わたしが一番伝えたいことは

ここでは放送されていない。


というのは、

テーマがちがうから。

番組内容がいい悪いではなく、


これをきっかけとして
本音が明確になってきた。


心を病むイクメンのとなりにいる妻として


一番伝えたいのは



うつ病のしんどさではない。


うつ病にならないように!ということでもない。


伝えたいことは

ひとつ!

うつになっても
人生は楽しめる。

うつを笑い飛ばして生きよう。
うつでいい!



なのかもしれない。




うつの家族は確かにキツイ、
辛いこともたくさんある。

みたくもない自分の冷たい感情や
キャパの狭さにうんざりもする。


優しく寄り添いたいと思っても、
真逆のことをしてしまう自分に罪悪感さえ抱く。


大切なはずの夫を
冷たい目でみてしまうし、
夫を責めてしまう日だってある。


早く元に戻ってほしいと、
何度思ったことだろう。



夫が鬱になったとき、
抱いた感情や辛さは
赤ちゃんを初めて迎え、
どうしていいのかわからなかったあの不安、
誰とも話せない孤独感と閉塞感に
とっても似ている。



それでも、
その中小さな喜びを見出して、

かけがえのない日常に

感謝することが本当に多くなる。



これ、

小さな子供を一人で育児しているときと
同じじゃない?




夜泣き、授乳、
腰も肩もパンパンになっても、
抱っこコールは鳴り止まない。
寝たいよ、、、。


作った離乳食、完全拒否され、
どうしたもんだか?と途方に暮れたり、
目を話した隙に口にゴミを入れている…やばい、どうしよう…怖くなり、焦る…


ひとりでゆっくり、
好きなだけ寝て、
身軽に出かけていた日に戻りたいと思うことも
ある。
こんなこと、聞いてないよ?となきたくなる日もあるのだ。


そんな中、
笑いかけてくれる子供の笑顔に
深いところから喜びを感じ、
満たされた気持ちになる。


笑ってくれるだけで
こんなに幸せな気持ちにさせてくれるんだ…とうれしくなる。



首が座った、
手を食べてる!
後頭部、はげたー!

小さな小さな成長や変化がおもしろく、
愛おしく…



大変な日常の中にある、
喜びを味わえるように…


夫がうつになって、
自宅にいる時間、
家族一緒にご飯をたべ、
あなたも辛いだろうけど、
わたしも辛いよーーって
一緒に泣いて。


子供の成長を一緒にみる、
何気ない時間が…


とてもとても
あたたかく、
かけがえのない時間だと感じられる。



うつの家族は不幸じゃない。
本当に大変だけど。




今も夫は鬱だ。
そのせいで不安になる日もイライラすることも少なくない。



でも、笑っていることも多いよ。
楽しいよ。


あえていうなら、
感情がいっぱい味わえるのだ。


だから、
うつでもいいのよ。


うつが見せてくれるしあわせも


よろこびもいーーーっぱいあるのだから。



これが
伝えたいことだと思うよ。


もしかすると、
うつを実際に経験されている人は
昨日の番組に
モヤっとするかもしれない。


現に夫は
「オレがあかんかったから、うつになったと言われてるみたい」と

言っていたよ。




もうすこし、
気持ちを丁寧にみながら、


もう一度、

本音を書いていこうと思う。

わたしの本音を。


経験した立場からの思いを。



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