夫は心を病むイクメン 鬱は人生のスパイス 美味しい人生になりました

夫は心を病むイクメン 鬱は人生のスパイス 美味しい人生になりました

結婚10年目のプレゼントは鬱病だった。
鬱の夫との日々をふりかえります。

 ツレウツ8年。

 

そんな記事を書いたのは先日。

 

 

 

今夜は

噴火するように怒りが湧いた。

 

 

些細なことがきっかけで、

 

夫に対してのイライラが爆発

 

 

「ちゃんと報告してよ!」

「疲れているなら疲れているからって言ってよ」

「最近、わたしへの思いやりがない!」

「おやすみくらい言ってから寝てよ!」

 

 

という言葉たちが出てきた。

 

 

 

すると、

「今日の体調は〇〇ですって毎日報告せなあかんのか?は?」


「お前が朝起きない日も起こして、どうしたん?なんで起きへんのか報告して!って言うからな!」


「お前だって俺の話を聞いていない」


「お前に毎回毎日ありがとうって言わなあかんのか?」

 

 

 

とか、いう言葉たちが帰ってきた。

 

 

話にならん…💢


話が噛み合わなさすぎた。

 

 

 わたしが、

素直に

寂しいねんって

言えばいいだけなんやけど…

 

と思ったものの、

 

それともちょっと違う感じ・・・。

 

確かに、“寂しい”のだけど。

 

 

今日の言葉は

単に、今、寂しいというだけでは

ないような気がした。

 

 

 

ずーーーっと内にしまってきた

ツレウツ8年の恨みつらみ悲しみ寂しさ、

ぜーんぶ混じって、

放った言葉だ、

 

 

と思った。

 

 

わたしは8年間、

本当は怒っていた。

 

 

 

何、勝手に病気になってんのよ!!

 

1人で逃避しやがって!!

 

 

 

と、うつになった夫に

本当は言いたかった。

 

 

だけど、

 

 

なりたくてなったわけじゃないし…

良さが裏目に出ただけだし…

と、

初期の頃は自分に言い聞かせた。

 

 

そして、

よくなってきてからは

「そのおかげで、今の生活があるし、

鬱のおかげで今があるし…」と

言い聞かせてきた。

 

 

 

それが

全部爆発した。

 

 

そんなの知らんわ!!

 

 

わたしがどんな苦しい思いをしたのか、

知らんだろ?

 

 

孤独感、寂しさ…

 

子どもの成長やおもしろかったことを

分かち合いたくても、心ここに在らずのあんたしかいない。

 

 

 

わたし、寂しかったんよ?

 

平気だったと、思うなよ💢

 

「今があるからいいやん、

それが人生やん!」

 

って、そんな単純に思えるか!!!


 

 

 

 

3年前に死産したときも



sowが生まれて、退院した日も

鬱の夫を前にして

ホンマにげっそりした。

 

 

 

産後1週間…

新生児を連れて家に帰ってきた日、

幸せいっぱいだったはずの日、

 

久しぶりにあった夫は鬱。

寝太郎。

 

 

わたしは平気なフリして、

“あー、落ちちゃったかー。”と

 

 

悲嘆する前に、

変にテンションを上げて

1人で家事をした。

 


「最悪やー」と、イライラは振りまいたけれど、

スッキリなんてしていない。

 

 

 

家に夫はいたけれど、

いないも同然。

 

 

分かち合える夫はどこにもいなかったから。

 

 

1人で鬱の世界に行っていたから。

 

 

産後1週間だけど、

動けてしまった。

だから、問題はなかった。

 

でも、

 

寂しかった。

 

 

孤独だった。

 

 

「仕方ない、鬱だから。

仕方ない、鬱だから。」

 

 

何度も唱えて、

気丈にしていたと思う。

(イライラはしていたけど)

 

 

ツレウツの何が嫌か?って

あの孤独感なのよ。

 

いるのにいない感じ。

 

 

言いたいことを抑えきれずに言うけれど、

思い切りは言えず、

罪悪感だけが残る。

 

 

これを8年間、

再燃するたびに、感じてきた。

 

 

 

 

 

“今日、鬱やねん”

“今日、調子悪いねん”

 

 

と、夫が自ら言ったのは

発症後、1度もない。

 

 

 

自分の体調が悪いことを

自分で報告しない。

 

 

しんどそうにしたり、

反応がおかしかったりするのをみて

 

“あー、落ちたんだな”と察して、

”うつやな”と、あきらめて、

対応してきた。

 

 

“言ってくれればいいのに”

 

と、8年間いつもいつも

思っていた。

 

 

“言ってくれる”ということは

2人は同じ世界にいるということ。

 

 

“言わない”=鬱の世界に旅立っている

ということ。

 

 

鬱だから言わないのは

当然だけど、

 

 

じゃあ、その前に、

言ってよ?

 

予兆、ホンマにないの?

あるでしょ?

 

「不調やから、あとお願い」

の一言、言ってよ!!

 

 

何度言っても、

不調報告をくれない。

 

そして、良くなってきたら、

 

「まぁ、そんな日もあるわ」と

平然と、もみ消すかのように、そのことには一切触れずに普段の生活に戻っていく…

 

 

この時の

モヤモヤモヤモヤした気持ちが

 

 

8年分蓄積。

 

 

それが些細なことで爆発した。

 

 

「いってきます」

このひとことがほしかったんだよ。

 

 

 

「知らない間に、いなくなって、

いつ帰ってくるかもわからない不安と

孤独の中で

帰ってくる日を待つ・・・」

 

これが、ほんまに嫌だった。

 

 

嫌だって、言葉にしたこともなかったけれど、



今日のことで、

8年間、

抑えてきたことが露わになった。

 

 

わたしも

鬱を受け入れきれていないとかいたけど、

 

夫もまだ、

「自分が鬱であること」を認めたくないんだろうなぁ。

 

喧嘩はいつも鬱がらみ。

 

 

映画「ツレが鬱になりました」のように

うまくはいかない。

 

 

今だって、

家に帰ってくるまで眠れない。

“どっかで自⚪️してないか?”って

気にしていることも、

 

きっと夫はしらないだろうな。

 

家族はかぞくで

後遺症に苛まれているんだ。

 


あーしんどーい!!



 

 自己紹介

・・・・・・かねだ家・・・・・・

(2023/10/現在)

 

  • 母40(ともみん) 宇宙人くんartist 主婦
  • 父44おばけくんうつ病(うつ歴8年) 会社員
  • 長男kiraUMAくん 中3 鉄オタ カメラ小僧
  • 次男rela クマムシくん中1 hss hsc オニゴオタ
  • 長女salt バイキンくん小4 天真爛漫 工作オタ 
  • 次女sow 恐竜くん15ヶ月 レインボーベビー
 

 

 

毎日わちゃわちゃやっています!

 

 

 

 

いろんな人と交流したいなぁって気持ちになりまして、2年半ぶりに開設✨

 

 

 

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