自分にとってはどっちでもいいし、
どうでもいいんやけど、
他人にとってはそうでないこともあって。
人それぞれ、見えている世界も違うし、大切にしたいことも違う。
遠い存在の人にはそう思えるのに
自分に近い存在であればあるほど、
そのへんが「老眼」になっちゃうんだよなー。
遠く話すとクッキリ見える。
でも、近すぎるとぼやけちゃう。
この子はこの子の目線で世界を見ていて、
「今から」いっぱい知っていくことがあるんだろうなあ。
ここは小さな駄菓子屋さん。
わたしにとっては小さな駄菓子屋さん。
「割高な買い物やわ・・・」って思うし、
懐かしいものはあっても、食べたいものはほとんどない。
でも、
子供達にとって
ここには夢がいっぱい詰まっていて、
どれにしようか・・・緊張しながらいったりきたり。
ある女の子2人と出会った。
いつもお母さんの影に隠れていて、質問してもなかなか言葉をもらえない・・・
そんな関係。
返事はこないやろーなーと思いながらも
「2人で来たの?」って聞いたら
静かにうなづいてくれた。
自分でさっさとカゴに好きなものを選んで、
お会計を済ませて出て行った。
いつもと違って、すごく堂々としてみえた。
その姿にーなんかじーんとした。
ここは地域のこどもたちが「自分」で買い物をする初めての場所。
自分で選んで、
自分で支払って・・・。
他の子が公園で美味しそうに食べていたものを
「あ!これや!!」って
みつけたときのうれしそうな顔がここにはある。
いい顔してる、ほーんと。
寒空の下、ブタメンを啜る中学生をみて、
小さな子供たちは「ブタメン」に憧れる。
自分で「お湯ください」って
おじさんに言えたときに
はじめてありつける「味」
誇らしい味でもあるんだろうなあ。
小さな小さな駄菓子屋さん。
この地域の子供たちが集まり、
みんなが少しずつ世界を広げていく場所がこの駄菓子屋さん。
ここには子供達の
いろんな感情がいーーーっぱいある。
その年齢、その時だから味わえる感覚、うれしさ、満足がある。
その場、その時だから味わえる感情がある。
うれしいことも、悲しいことも、悔しいことも。
いろんな思いをいっぱい抱き、いろんな思いをいっぱい味わって
それぞれのペースで
世界を見て、広げていけたらいいな。
大人も子供もみんなね!!
駄菓子屋でおもった徒然なるつぶやきでした。
あー長い。長い。
こんなことを考えている間に、日がくれたー。
夕飯つくろー。
心を病むイクメン →https://ameblo.jp/kirarelapoem/entry-12552727473.html