こんばんは。
昨日、年末恒例の「今年の漢字」が発表されましたね。
今年は「北」
昨夜は母と長電話しちゃっていたのですが、その中でも「今年の漢字」がちょっと話題になりました。
母はね、わたしにいいました。
「あんたは名前ポエムで世界が広がった一年やったなあ。あんたはどんな字?」。とははははは(母は母)
わたし「●」←後日発表しますね。今日のところはシークレット♡今日は母の話をしますね。
母「うんそうやなあ・・・」と納得。
母「わたしは今年の漢字『満』やわ・・・」
わたし「何で?」
母「だって、いっぱい遊ばせてもらって、旅行もたくさん授かったし、最高やったわ。
その分、今年残り15日は奉公するわ←認知症が急激に進行中のおじいちゃんの介護中」
わたし「それやったら、満よりも恵の方がしっくりくるやん?
だって、いい機会に恵まれた、いい出会いに恵まれたから、
満足な一年になったんちゃうん?」
(まあ、母の漢字にとやかく言う筋合いはないのだけれど・・・漢字の意味にこだわりを持つようになっているのでね。満ではないんちゃうか?と思っちゃったんです)
母は恵にはしっくりこなかったようで・・・・
母「そういう考え方なら、『授』やわ。うん、わたしは『授』」
それを聞いて、はっとしました。
3月に母にとっての孫―長男の孫が誕生したのです。命名 かなた
わたし「孫も授かったし、それが一番しっくりくるなあ」
と言うと
母「そうや!孫も授かって、遊びも授かって、授がいいわ」
そこから、母の弾丸トークがはじまりました・・・・。話の内容は・・・
母は長男の嫁です。
決して長い歴史のある家柄ではないのですが、
長男の長男が生まれたということで
「繋がる」
「私の任務が終わった」
と感じたそうです。
「先祖代々・・・というものを大切にしていきたい思いがあったから」という母。
自分の祖先ではなく、嫁ぎ先の祖先について、そういうふうに思う母の気持ち・・・
ちょっと鳥肌が立ちました。
幼い頃から私の祖母(母から見たら姑)は弟を長男として、それはそれは大切にしてきていたし、「長男だから!」という言葉を祖母は日常的に言っていました。
それに反発していたわたしは、「男女平等やのに・・・古くさい考えやなあ」と思っていました。
後継として溺愛する祖母に対してかげで
「この家の子供ちゃう!私の子や!」と言っていたことを覚えています。
だから、母は「後継」とか「家」ということをあまり考えていない人なんだと思っていました。
でも、そんな母が、
長男のこども=後継だとなんの抵抗もなく思っているようで、しかも後継が生まれたことで、安堵したと言っている・・・。
今年の漢字は何?
と聞くまで、知らなかった母の気持ちです。
「代々というものは大切にしていきたい」という母の気持ち。
わたしが幼い頃の母とは少しちがって、もーっと大きなところから、物事を捉えているような気がしました。
きまりとして、義務として「家」をつなげていくのではないということ。
自分たちのいのち、自分の子ども、孫までいのちがある。そんな「今のしあわせ」があることは紛れもなく「先祖」があるから。
だから、その「先祖を大切にしていく」という想いに近いのではないかな?と感じました。
「ルーツを大切にしたい」ということなのかな。
うまく書けないのだけれど・・・・。
「ルーツを想う」…すると、自分の命の尊さに気づくような気がします。
そして、自分が生かされていることに奇跡にも感謝できるような気がします。
「わたしの任務は終わった」という表現をしていますが、
きっと母の言葉は、
「今があることへの感謝」「先祖への感謝」
が根底にあるようなという気がしました。
だから、血のつながりのない、自分自身のルーツではない、嫁ぎ先の「家」を大切に思う。
つながっていくことに安堵しているのかもしれません。
そうすると、
かつて反発でしかなかった祖母の「長男特別扱い」も少しだけわかるような気がしてきて・・・
「本質がわからなくて、ごめんね、おばあちゃん。」と思えてきました。
今年の漢字というテーマから考えた「ルーツ」ということ。
お墓参り、行こう。
手をあわせて一年を締めくくろう。
そう思えた母との電話でした。
皆さんは今年の漢字は何ですか??
よかったら教えてくださいね。
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