失敗したことのない人間は成功することもない。
たゆまざる挑戦が成功につながるからだ。
カール・ルイス
誰もが、成功を信じて挑戦します。
誰もが、失敗をしたくないと考えます。
私も、その一人です。
絶対、大丈夫!!
そう信じて挑戦したものの、
結果として失敗に終わる・・・
私は、数えきれない失敗の先に
世界3位になりました。
スポーツ選手にとっての”失敗”は
試合に負けることなのですが・・・。
忘れたくても忘れられない
今でも胸が苦しくなる経験をご紹介します。
2005年
大学3年生の夏のことです。
”学生のオリンピック”と称される
ユニバーシアードの51㎏級、日本代表として選ばれました。
今年のロンドンオリンピック、日本代表の
吉田沙保里選手、伊調馨選手も代表で、
一緒に現地トルコへ入りました。
特に変わったこともなく、
順調に減量も終え、試合を迎えました。
結果は…
女子レスリング、7階級実施
金4、銀1、銅1 と、メダルを量産しました。
合計、6個のメダル。
ひとつだけ、メダルを逃した階級。
それが、私です。
1回戦で敗退し、
敗者復活戦でも敗れました。
悔しくて、涙が止まらず、
日本代表として情けなく申し訳なく思いました。
泣いてばかりで、
「他の選手の応援をしろ!」
と叱られた大会でもありました。
日本から父が応援にきていました。
選手の中でただ一人
メダルを持ち帰れない自分の姿を見せるのが
本当に辛かった。
帰国後、報道陣に
「メダルを首から下げてください!」
そう言われて集合写真を撮るとき、
本当にみじめな気持ちになった。
女子レスリングは日本が強く、
代表になったらメダルを獲るのが使命だったから、
それを果たせなくて、本当に申し訳なかった。
今でも思い出すと心臓が砕けそうな思い出です。
前年に全日本女子優勝、インカレ優勝、アジア選手権2位という成績を残していただけに、信じたくない現実でした。
本当に、本当に、
逃げれるものなら逃げたかった。
だけど、逃げられませんでした。
環境もしかり。
だけど何より、
やっぱり、諦められなかった。
悔しくて、苦しくて、情けなくて・・・
それでも、自分を諦めたくなかった。
立ち直るのには、時間がかかりました。
自信なんてみじんもなくなりました。
だけど、
私には応援してくれる人がいた。
負けても、まだ信じてくれる人がいた。
一緒に練習を乗り越える仲間がいた。
一人じゃなかったから、乗り越えられました。
今、新しい夢に向かって歩き始めていますが、
いつも”KINGLILY”を一緒に創ってくれる人を探しています。
苦しいときも、楽しいときも、
すべてを分かち合い
共に戦っていく仲間を。
同じ想いを持った、同志を。
私は、諦めません。
早くKINGLILYの服がほしいと言ってくれる
女ファイターがたくさんいるから。
今日は一番好きな授業の日です^^