今自分にできること。
頑張ればできそうなこと。
そういうことを積み重ねていかないと、
遠くの目標は近づいてこない。
イチロー
「今の自分にできること」
それって、具体的に何なんだろう?
そう想う時、ありませんか?
私は、今でこそ起業について学び、
目標を達成するために計画、行動、確認、対策が必要なことを知りました。
元来、私は深く物事を考えるタイプではありません。
想いのまま、心のまま
情熱的に突き進むタイプです。
そのため、
私の人生は大きな波があるのですが・・・
それでも、世界で3位になれたのです。
私のレスリング人生の中で、
参考になるかもしれない体験をご紹介します。
もう何度か書きましたが、
私は大学1年生時、高校生にも勝てない衝撃的な弱さでした。
”その実力で、よくこの大学に来ようと想ったな”
と言われてもおかしくないほどの実力でした。
入学してすぐの4月に全日本女子の試合、
2週間後にJOC杯(ジュニアの全日本大会)があり、
見事に初戦敗退!
監督にビンタを食らう始末!!!!
しかし1か月後の5月、
新潟で行われた
全日本ナショナルチームの合宿に召集されました。
全日本合宿の選考対象は、全日本の1位~3位と、推薦のみ。
え、なんで?
自分が一番そう想いましたよ。
なんで私なんだと。
陰口もたたかれましたよ。
なんでこんな奴、と。
もう本当に嬉しかったんですが、
同時に周りの目が怖くって、
当時の全日本女子の総監督、鈴木先生に直接聞きに行ったんです。
「なんで私を選んだんですか!?」
(この時たぶんちょっと憎しみこもってた(笑))
そしたら、
鈴木監督は澄ました顔で言いました。
「試合の時、監督のアドバイスに対するお前の返事の声が良かったんだよ。」
ずっこけそうになりました。
なんじゃそら、と。
だけど、すごくすごく嬉しかった。
声を出すのは、柔道をしているときに学びました。
しんどかったら、声を出せ、と。
教えられたことに対して、返事をしろと。
計算してやっていたことではありません。
でも、いつもどんな時も
練習中は誰よりも声を出しました。
常に、
「ファイトー」
メニューのセットごとに、
「○本目でーす!」
「ラスト○秒でーす!」
息が切れて、死にかけても叫んでました。
後輩である、自分のシゴトだと信じていたから。
目の前にある、やるべきことの一つだったから。
ただただ、誰よりも大きな声で叫んでました。
試合の時、ストップするたびに
監督からゲキが飛び、その一つ一つに
「ハイ!」って叫んでました。
試合後、監督には
「ハイ」って言うならやらんかい!とビンタを食らうのですが(笑)
こんなことでも、見ている人は見ているのです。
今何ができるかわからないなら、
まずは目の前にあるやるべきことを
どんなに小さなことでも
必要以上に必死にやってみる!!!
そして、やっぱり一人で成し遂げるって難しい。
その姿を見て、自分より上の人に認められてこそ、
次のステップに上がるチャンスをいただけるのかな、と想いマス。
陰口たたかれたっていいじゃないですか。
かっこつけてるって言われたって、
いい子ぶってるって言われたって、
それが本当に強い想いなら、
心を込めて誰よりも取り組めば、
その他大勢よりはチャンスが巡ってくるのではないでしょうか。
ちなみに、私はその後病気をしているときと、
試験に落ちて再試になったとき以外、
すべての全日本合宿に召集していただきました。
弱かったのに!!!!
私も今の夢に向かって、
初心を忘れず顔晴ります!!!!
夢は逃げない!!
心にブレーキをかけるなーーー!!!