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育児育児で自分の時間は激減。それでも「自分が一番大事」という姿勢は崩さず、趣味の吹奏楽だけは意地で続ける。そんな私が気まぐれな頻度で書きます。

去る6月21日。

長男あきらの所属する子ども会のドッジボール大会でした。

彼の通うK小学校内の大会です。

ここで優勝すると、7月の市内大会に「K小学校代表」として出場できます。


そもそも。


あきらはドッジボールは苦手です。

幼稚園でもドッジボールはやっていましたが、あきらは自分から積極的に参加することはあまりせず、参加しても、先生の後ろにくっついて先生を盾にしたりしていたようです。

私の子ゆえ基本的に運動的センスはないと思われますし、親が私達ゆえ苦手を克服させるために積極的に彼とボール遊びをしてやろう、ということもせず…

そんなわけで、あきらはボールを受ける事が出来ません。

ボールを片手で投げることも出来ません。


それなのに。


ドッジボール大会のお知らせが回覧板で回って来たとき、あきらは何の迷いもなく「出る」と言いました。

不思議です。

思わず「え?!ホンマに出るん?!」と聞き返しましたから。

それでも、苦手なことに自分から挑戦しようとする姿が頼もしく、嬉しかったです。

いや、本人としては「苦手だ」という意識はないのではないかと思いますが。


そして迎えた6月21日。地区大会当日。

あきらが出場したのは「低学年の部(1・2年生混合チーム)」です。

低学年チームは4チームありました。


どの試合を見ていても…

ボール投げたり受けたりしてるのは

2年生のごく一部の男子だけなんですがーっ!!!


まぁそんなもんですよね。

内野担当の1年生の役目は、ただひたすら逃げて逃げて逃げまくり、最後までコート内に残っていること。

外野担当の1年生の役目は、ただひたすらこぼれ玉を拾って拾って拾いまくり、2年生男子にお渡しすること。

1年生がその務めさえ果たせば、おのずと勝利は手中に!


え?

そう?

そうなの?


と、お思いになるでしょうが、そうなのです。

なんせ、このチームのキャプテン(2年生男子)、めっぽう強いんです。

彼、剛速球を投げるんですよ。

ドッジボールなのに剛速球。

それに、ボールを「受け損ねてはじいてしまう」ことはあっても「当てられる」ことはありません。

すごい少年ですよ。

うっかり受け損ねて外野に出てしまっても、次の瞬間には敵の誰かを倒して内野に戻ってきます。

何度も何度も。

不死鳥のような少年です。

そして不死鳥キャプテンを囲む他の2年生男子数名も強い。

剛速球とまではいきませんが、速球くらいは投げます。

そんなわけで、2年生男子数名により試合は展開されます。

ちなみに相手チームも似たようなもんで、2年生男子同士の戦いといっても大筋では間違っていないと思われます。


そして…


地区大会優勝。


あきらくんは

1度たりともボールに触っていませんけどね!




そして今日、7月23日。

行って来ました市内大会。

K小学校代表(低学年の部)として出場しました。(全10チーム)


今日も1年生達はそれぞれの仕事を黙々とこなしていました。

今日も不死鳥キャプテンは剛速球を投げまくっていました。


そして…


なんと…


準優勝。


あきらくんは

1度たりともボールに触っていませんけどね!



でもあきらにとって、さぞかし貴重な体験になったことだろうと思います。

もし、来年も出場するとしても、地区大会で優勝して学校代表になれるかどうかはわかりません。

市大会なんて2度と来るチャンスがないかもしれないわけで、しかもその大会で素晴らしい成績を残すなんてことが今後あるかどうか。


表彰式で、あきらは、市長からかけてもらった銀メダルを嬉しそうに眺めていました。

家に帰って来てからは、メダルを丁寧にケースに戻して、ケースが開かないように(ひかるを警戒中)テープで貼り付けていました。


そういえば、今朝、大会会場に集合したとき、あきらが「俺らのチーム、無敵やし!」と言っていました。

予選で一度もボールに触っていないあきらですが、2年生の頼もしさをよくわかっていたようです。

来年のいまごろ、あきらがそんな2年生に成長出来ているか(ドッジボール競技において)というと、それはかなり怪しいですが、それでも今日得たものは忘れないで居てくれたら嬉しいなと思いました。




余談

今日、午前中はドッジの大会で汗だくになり、午後は図書館へ本を返却に行き、その後自転車でスーパーへ行き、とにかく汗ダラダラでした。汗でずぶ濡れでした。

「もしかしてちょっと痩せたんとちゃう?!」と、張り切って体重計に乗ってみましたが、全く変化はありませんでした。

以上。