こんにちは。
今日もいいお天気の金曜日の午後です。10日も休みだったのに、今日も休みなんですよ
サクランボみたいな実が早くもつき始めました。
1日出勤して1日休みぐらいのスローペースが私には合っているようで、玄関や家の中の窓を解放し、森の中から聞こえるウグイスやホトトギスの鳴き声をsoundに優雅なランチタイムを過ごしています
いや~、心の余裕があるっていいもんだな。
どうにもこうにも疲れが抜けきらず、何をするにも気が乗らずの毎日だったんですよね。栄養ドリンク飲んでみたりもしてみたけれど、気休め程度でしょ。
社員の夏休みの話も上がってきて、皆こぞって「〇日~〇連休で」なんて話をされる中、何の予定もなければどこに行きたいと言う希望もなく。
よろしくない傾向だなと思い始めていたところ、関西圏内にある2カ所の神社の名前を目にしましてね。
「よし次の休みには、奈良か京都に行くぞ」と計画を立て、まっ、色々あって、今日は神戸の六甲山に、娘ちゃんを送った足で行って来たんです。
と、相も変わらず長い前置きから始まりましたが、この後も長い話とボリューミーな写真を載せますから、心して・・・いや、心ゆくまでご堪能下さいませませ
以前からずっと訪ねてみたいとは思っていたのだけれど、近くに在りながらも六甲山ってなかなかハードルが高いんですよね。しかも今日伺った神社さんは、他の方のSNSの投稿を拝見してもかなりハードな試練の道&ちょっと怖そうな雰囲気で、躊躇もあってなかなか足が向かなかったんです。
ところが、昨日の夜‟明日どうしようかな~。奈良?いや~ちょっと違う気がする。じゃぁ京都!・・・う~んそれも”と考えていた所、ふとそこが上昇してきましてね。
「これは呼ばれてるな」と思って行って来たんです。
その名は、
『六甲比命大善神社』
六甲山の上の方には、牧場や人工スキー場、オルゴールミュージアムや高山植物園等々他にも色々あるんですよね。その中に、神社好きスピリチュアル好きなら知っている場所がこちら。
大きな看板が出ているわけではないので、それこそ他の方の記事を頼りに辿って行くしかないの。
私は車だったもので、山中にある『六甲山の上の美術館』という所の駐車場に車を停めてという情報を得ていたため、ナビにはそれを設定。大きな駐車場の脇は、どう見ても私有地。どこだどこだと思いながら居たら、
御親切にもこんな案内板が
実はここで私は「あれ?ここ来た事あるな」と既視感を覚えたんです。この向かいに民家が有るのだけれど、よくよく考えて見たら夢の中で来ていた笑 そんなこともあるんですねぇ。実に面白い
舗装はされていないガタガタ道を奥に進むと、目的地の美術館があり、
その手前には神社専用駐車場が設けられていました。
4台ぐらい停めれそうな駐車場。それだけでも感動なのに、こんなご親切な案内まであるんですよ。
美術館の門の上にもこの道案内が有り、
人を気に留めることもなく、楽し気な野鳥の歌声をBGMに
道端の花を楽しみながら進むと
分かれ道。私の本能的嗅覚で左に進んで行くと、「えっ、大丈夫かなスマホの電波も弱くなっているし。えっ合ってる」と不安になりかけたころに、
この案内板が
しかもね、ここでもこんなご親切な手書きの案内。もうこれだけでも迷える子羊は幸せな気分になりましたよ
この山道を登って行くと、
こんな大きな岩が鎮座。
写真ではこの大きさは伝わらないけれど、見た瞬間に大興奮してしまいましたからね奥にあるのが『心経岩』です。
どういうこと?と思うでしょ。
小さくて見えないかもしれないけれど、「般若心経」が彫られてるんですって。読経できる方はここで般若心経を唱えられることもあるそうなんだけれど、そもそも何が彫ってあるのかも知らずただ「すごいなぁ~」と感心しきってました。
ここでもこの手書きのご案内。もうどれだけ親切なんだろうかと、ありがたいとぶつぶつつぶやきながら上を目指しましたよ。
細かい石が砂利のように落ちている為、少し足を滑らせたりしながら登ったその目の前に広がったのは、ここにも巨岩の集積。
実はウサギの形になっているそうで、言われてみれば確かにと思った。
ここから更に歩みを進めると、こんな梯子が掛けられているんです。なんせ高所恐怖症なもので、一瞬怯んでしまったのだけれど、私が来るのを心待ちにしてくださっている「瀬織津姫」がもうそこに居らっしゃるのに帰るわけにはいかないと意を決して
上りましたよ石段とその上2段はかなりドキドキだったけれど、それを超えたら上の梯子は余裕のよっちゃんでした
そして上ったその先に、『拝殿』が。
写真で見ると物々しい雰囲気を感じるかもしれないけれど、本当に素敵な場所でした。
実はここが一番「怖いかも」と思っていて、行きたいけれど行けない理由の1つだったんですよね。ところが、扉を開けてみたら、こんな素敵なお二方の姿が。(反射しないようにと思って撮って写り込む私。帰って見てガックリだよ)
調べていたら、神戸在住の瑠璃(ruri)さんが描かれた『瀬織津姫と天照大神』だって事が分かりました。本当に素敵な絵だったので、是非とも美しいお二人を綺麗な画像でご覧くださいな。
この絵がね、正面に居ても横に居ても、どこから見てもお二人から見つめられるんですよ。しかもお賽銭箱の前にはこんなお知らせが。今日が4月12日と1日遅れた訳だけど、呼ばれた理由がここにもあったのかと思い、思わず長々と居座り、お二人と話をしてしまいました。(←マジヤバい人笑)
拝殿の脇を奥に進むと『本殿』が。
岩肌を伝って水が落ちて来るその雰囲気が、これまた味がありましたよ。
本殿前に立つと、ここでもこんなご配慮。雰囲気が仏教的だなと感じていたんだけど、心経岩の般若心経もだし、瀬織津姫と空海との繋がりや「吉祥院多門寺」の奥の院と言われていることもあるよう。仏教だけでなく修験道とも深い繋がりがあるそうですよ。
薄暗くてちょっとと思われるかもしれませんが、ここも本当に雰囲気が良かった。
ロウソクをつけたがぁ最後!とは言われていないけれど、火が消えるまでここでも立ち話。あっ、脳内で空想会話ね
全然そうは見えないのだけれど横の大岩がずり落ちてきているそうで、その話もしていたんですよ。
大きな地震がくるとか言われているしちょっと不安だねと言っていたら、色んな形あるものにも見えない存在は居るんだよ。と言う事は、形あるものが壊れてしまったら見えない存在も無くなることに気付かないといけないよと。
都合のいい時だけの神頼みではいけないよと。激怒して罰を与えるなんてことはしないけど、諦めてしまう事、見限ってしまう事はあるかもね
と言っていた。
んで、私の素行は、阿弥陀さんからも聞いているからねと仰っていた。
やべーなこないだ娘ちゃんに、突発的に発生した専門学校の学費問題で、お寺の阿弥陀さんをメルカリでとか軽い冗談を言っていた事がバレたんだろうか
いや、そんな私の頭の中も心の中も全て丸っとお見通しだから、高貴な笑いに包まれていたに違いない。大丈夫だ
そんな話を終えた後そのまま帰ろうかと思ったのだけれど、
「おーーーい、〇〇〇ちゃん。上に上がってこーーーーい」
との呼び出しを受け、またまたこんな梯子を上って行くのであーる。
更なる高所に「ひーーーーっ」となりながら梯子を登りきると、今度は石段が。
なんとなくこの辺りから空気感が変わったと思っていたら、日の差し方も神秘的でしてね
法道仙人の前に毘沙門天が現れたという「雲ヶ岩」
そこを進むと、「神秘の剣岩」の案内が出ていたのだけれど、途中まで入ってはみたが、私の靴では滑落しそうだったので諦めました。
関所の番人のように居たこの巨石を抜けると、更に空気感が変わり
もうずっと心地よい風がさわさわと吹き抜けておりましたよ。
バスを使って来られる方は、こちらから私が上って来た道を下ってお詣りするよう。
これで終わりだなと戻ろうと思ったら、この看板。
「仰臥岩(ぎょうがいわ)」
もうちょっとちゃんと確認をすれば、八大龍王・熊野権現・仏眼上人・花山法皇をお祀りしている祠もあったようです。が、今回は気付かなかった。
ずっと心地いい風が吹いていて、この風は龍神さんっぽくないな。なんだか天狗さんみたいだなと思っていたから、熊野権現と聞いてやっぱりなって所です
端からそうされていたのか、結構長い時間滞在していたのだけれど、瀬織津姫と天照大神との長い話中も誰1人として上がって来る方はいなかったんですよね。本当にびっくりするほど静かな中で独り占め。
お詣りが終わって雲ヶ岩に向かい始めた頃、漸く人の気配を感じ、私が全部を堪能しきって拝殿まで戻るとベンチに1人の女性が腰を掛けてらっしゃいました。馴れている雰囲気もあったから、何度も来られているのかもしれないなと思いながら下って行くと、今度は男性とすれ違いに。
本当にいいタイミングで伺う事ができて良かったと思いながら、車まで戻りましたよ。「コンコンコンコン」とずっと音がしていたから、たぶんキツツキ?
絶対に運動靴じゃないととあちこちで目にしていたんだけど、本当に足場が危ない箇所が多いんですよね。運動靴でも裏がツルツルタイプは滑るかもしれません。厚底もたぶん危ないと。
ウチの母を連れて行ってたら、間違いなく上れていないそんな場所だったけれど、至る所で石のブロックや木をはめ込んで足場を作ってくださっていたり、頑丈な手摺をつけてくださっていて本当に有難いと思いましたから。
お陰で1回滑っただけで無事に下まで降りる事ができましたよ。軽い筋肉痛になったけど笑
山の中だから、行きはマウンテンパーカーを上に羽織っていても寒いと思うほどだったけれど、帰りは夏を感じさせるほどの暑さで、窓を全開にして帰路に。
帰り道も自信がないからナビ設定をしていたら、まさかの道間違い。しかも、車でではなく徒歩設定にしていたもので、帰宅時間が5時間後になっていました
お陰で、「いい景色が見える場所があったらいいのに」と思っていた私の願いはこんな形で叶った
用事とかそんなのではなく、たまには出かけることも必要ですね。と、午前中のほんのわずかな時間の話を長々と話してしまいました。
ランチタイムと言っておきながら、もうおやつの時間だわ。
毎日がこんなゆったりしてたらいいのになと思いつつ、今からは庭の草刈りをするとします。
ではでは