6月15日(土)
令和6年度、最初の黒田武士ゼミ(その2)
「黒田官兵衛が生涯で最も輝いた中津時代」
講師は豊前国中津黒田武士顕彰会事務局長・松本達雄氏
レジュメ10.名槍日本号
日本号 は 天下三名槍 のひとつ。私は日本号しか実際に見ていない
正親町天皇から室町幕府15代将軍・足利義昭に下賜された槍です。
歴代所有者の流れは足利義昭⇒織田信長⇒豊臣秀吉⇒福島正則⇒母里太兵衛。
正親町天皇のことは忘れてた・・
光雲神社(博多)に立つ母里太兵衛の銅像 2014年8月撮影
10年前、等身大の銅像を観て驚いたことを想いだしました。
日本号 福岡市博物館所蔵 2017年9月撮影
福岡市博物館・顧問に案内していただいた当時のことを想いだしていました。
大河ドラマ「軍師 官兵衛」の母里太兵衛役の速水もこみちさんが、
撮影が始まる前に日本号を観るためだけに来館され、実際の長さでは
振り回せないので2メートル強に縮小した槍で演技されたそうです。
酒は呑め吞め呑み取りし 福島公の秘蔵なる
天下の名槍日本号 肩に担いで颯爽と
母里太兵衛は愛しやしき 酒にてその名を残したり
これぞ真の 嗚呼 豊前中津の黒田武士
この歌詞は「豊前中津の黒田武士」の三番。
作詞・作曲とも講師である松本達雄氏で、歌まで歌って
いらっしゃる。。。多才な人物です。
他のひとつである「蜻蛉切(とんぼきり)」に興味を抱きました。
講師は、誰のものかと問いかけられました。。。が、
直ぐには思い出せませんでした。隣席の方の「本多忠勝」とつぶやく声で
山田裕貴さんの顔が浮かんだ勉強不足です。
なぜ蜻蛉切(とんぼきり)と名がついたかの説明では、戦場で槍を
立てていたところに蜻蛉が飛んできてとまったら二つに切れたこと
からこの名前がついたと言われてるそうです。
現在は佐野美術館に所蔵されていて昨年、展示された。
知っていたらなぁ・・・
あとのひとつが「御手杵(おてぎね)」。
天下三名槍の中では最も長く、最も重い槍です。
残念なことに昭和20年(1945)の東京大空襲で焼失。
画像はネットから借用
現在は復元された御手杵が結城蔵美館に展示されています。
※天下三名槍の共通点は、三つとも室町時代につくられたこと。
レジュメ1~16まで始終語りかけるような口調で話してくださり、
抵抗なく聴くことができました。