家の裏には畑がある。
両親と弟が各種作物を育てているのだが、
ここに採れる作物の看板があったら素敵なんじゃない⁉︎
ある日思いついた。
そう、人生フルーツの津端さん夫婦のような感じでさ。
弟に提案すると、すぐに板を切って用意してくれた。
お店の看板作った時みたいに、バーナーで焦がしてペンキで字を書こう!!!
↑オープンしたての頃
毎日の子育ては、なかなか達成感というものを感じにくく、
(つい、同じ事の繰り返しのような気分になるので。。。そうだな、これからはもっといちいち、よーっし!!!オムツ変えたよ!気持ちいいね!!!オムツ変えたぞ!私!と自分にも達成感の暗示をかけようと書きながら思った。)
この看板作りを思いついた時には、
看板を立てた畑を思い描いて、そしてその時に感じるであろう達成感を想像してうっとりした。
早速バーナーで焦がす!!
ガスを変えた時は炎が燃え上がって怖かった。
焦がした後に歯ブラシで擦って下地が完成。
娘の機嫌の良い時を見計らってちょいちょいするから、ここまで数日かかった。
そして、やっと!やっと!!!楽しみにしてた野菜の名前書き!
何年も前に買った、絵の具用の曲がった筆しかないけど、もうこれでいいや!!
早く書いて立てたい!
畑に全部立てて完成させてうっとりしたい!!
筆を置いて失敗に気づいた。
ペンキ、ちゃんと混ぜてなかったから上澄みの液だけたっぷり付けて書いちゃったよ。。文字うす、、
ペンキをかき混ぜて上からなぞった。
もっと細字にしたかったのに、、、
重ね書きを何度もしたせいで太字になった。
コマツナ
気を取り直して次はニンニクだ!
ニ、の上の線を書いたところで、ベビーカーに乗ってた娘飽きたのかぐずりだす。
「あー!!!〇〇ちゃん!!ごめんね!!もうすぐ終わるよ!!お母さん今看板作ってるの。ニンニクって書かないといけないからね。ニンニク美味しいよ。すぐにできるよ。ちょっと待っててね。ほーら今『ニ』を書いてるよ。〇〇ちゃんも書けるようになったら書いてもらおうかなー!上手に書けるかなーーーー!!」
ニンニクだけは書いてやめたい!ごめん娘!すこし待って!
という気持ちで喋り続けながら急いで書いた。
ニンニク、、、、
見ると、
ぎゃっ!!!!!
ニソニク
ニンニクじゃなくてニソニクに見える!!
子供より自分を優先したバチか!!ニでやめときゃよかった!!!!
それからは、昼寝てる時に作ろうと思ったら自分も一緒に寝ちゃったりでなかなか進まず。。
看板の立った畑を見てうっとり達成感を味わう日はいつになるやら。
まずは、ソとンとツとシの練習をして制作に取り組もうと思った次第です。
強敵、ホウレンソウが待ってるぞ!!
おしまい。