12月二週目週末にあったことの

続きとなりんす。

 

 

 

結果として、

息子は元気に帰ってきた。

でもいずみはボロボロ。

精神的にも肉体的にも。

 

せっかく、せっかく、

送り迎えも観戦も食事の支度も

何もない二日間を過ごせたというのに

ハイパー緊張状態で

思考回路フル稼働

しかもそれ全部無駄っていう

大事な人生を二日捨てただけの

くだらない過ごし方をした。

 

 

 

まあね。

ある程度の心配は普通よ。

子が宿泊地での体調不良となれば

それは当然だわ。

 

ただもうちょっと異常なまでに

身体に影響をきたしてしまい

出来れば課題として

今後改善出来ればと思う。

体の方を強くするか

思考を切り替えるスキルを強くするか

こんな自分と割り切って

不調を受け入れるか。

選択肢三つもあるんだ・・・

これは後で考えよ。

 

 

 

でね、今回の心配は二種類あってさ。

一つは単純に息子の体調の心配。

もう一つは、

「自分の子が人に迷惑をかけてしまった」

心配。

 

 

さあ出たよ!

ちょーーっとばかり成長したからって

何の事はない。

しっかりクソな価値観握ってたわ。

 

 

「人に迷惑をかけてはいけない」

 

 

ただ個人的にこれ難しい価値観だと思っている。

それはそうなんだよ、

人に迷惑をかけてはいけないって

片方の側面では合ってることだもの。

 

けれど子育てにおいて

人に迷惑をかけずに大人になるのは

完全に不可能だ。

子どもが子どもらしく在りながら育つとは

迷惑をかけまくるということ。

 

なので迷惑をかけてはいけないと

言葉で教育しすぎるのは

子どもにとって圧力であったり

脅しであったり、また

迷惑をかけた人に対する

寛容性を育てない行為だと思っている。

 

そして、迷惑をかけてはいけないからと

子ども自身が自分の行動に制限をかけるようになると

子どもの人生の伸びしろを自分自身で

摘んでしまうことになる。

 

 

最近のいずみの考えとしては

子どもが一定の状態になるまでは、

(必ずしも年齢で区切れないと思う)

「大丈夫、責任取るのは大人の仕事だから」

と言って、安心して子供が行動出来る状態で

成長出来る環境を提供するのが

大人がやることじゃないかと思っている。

 

 

 

 

なーんてだよ、こんな事、

言っておきながらいずみの頭の中は

すっかり以前のいずみの状態に

戻ってしまっていた。

 

翌日は、コーチの車に乗って帰るのではなく

いずみが迎えに行き、

新幹線で帰宅させることを考えていた。

 

それには息子が帰りも酔ったら可哀そうという理由と

また迷惑をかけてはいけないと言う理由。

 

 

自分の子どものが、

人に迷惑をかけるという状態を作りたくない、

もっと言うと、その状態になった時の

自分が心配したり申し訳なく思ったり

相手がどう思っているのかなどの心労を

味わいたくないという、

 

結局自分が、自分が、自分が、という

弱くて雑魚くて頼りない、

至極未熟な思考からの

「迷惑をかけてはいけない」

の考えだったという訳だ。

クソダサいよね。

 

 

今回はどーしても自制が利かなかったね。

ほんっと心配が止まらなかった。

そう、まだまだいずみはこうなる

ってこと自覚しなきゃいけない出来事だった。

 

 

ただかわいい子には旅をさせろって

ほんとだなって思った。

子どもの成長につながるのはもちろん

親まで成長する機会があるなんて

習った時は思いもしなかったよ。

 

 

 

一日目の夜、明日はいずみが

迎えに行くから新幹線で帰ろうって

息子に電話を入れた後、

帯行してくれた保護者からLINEが来た。

 

今、息子君が持って来た

unoで盛り上がってる!

息子君心配かもだけど、

コーチも気を付けて対策してくれるし

大丈夫だよ。

私も声かけるね!

 

 

って。

私が迎えに行くの嫌すぎて泣いたらしい。

最後までみんなと一緒に居たいんだと思うよと。

 

 

そっか。

そんなに辛い思いしたのに

帰りも車で帰ってきたいと思うくらい

楽しいんだな。

よかった。

 

 

どうせいずみの心配なんて

自分のためでしかないんだから

目を覚まさなきゃ。

 

 

彼女が言うなら大丈夫。

そう思って、それでは皆さんに

お任せするねと返信した。

 

 

 

 

翌日、じゃんけん大会で

貴重な景品をいただき、

みんなで夕食を食べている

楽しそうな写真が送られてきた。

 

 

ろくに食事も摂れず

ズタボロのいずみとは裏腹に

車酔いもすることなく

楽しかったーと言って

息子は帰ってきた。

 

 

 

 

 

はーーーーーづがれだ!!!

もうほんと親辞めたい。

期間限定でもいいから

親業しない日ほしい。

 

そう、心から子育てが楽しいと

思える自分にはまだまだなんだと

思い知った出来事だった。

 

 

こうして振り返りが出来るように

なっただけでもマシなんだけどさ。

この様子じゃまだまだしんどい事あるよ。

覚悟決めていくんだぞ、いずみ。