レプリカントの自分探し

 

ブレードランナー 2049

 

 

ブレードランナーのレプリカント、K

(ライアン・ゴズリング)

消息不明状態のデッカード

(ハリソン・フォード)

ジョシ警部補

(ロビン・ライト)

ホログラムのジョイ

(アナ・デ・アルマス)

盲目のウォレス

(ジャレット・レト)

ウォレスの忠実な部下、ラヴ

(シルビア・フークス)

巨漢のレプリカント、モートン

(デイヴ・パウティスタ)

アナ・ステリン博士

(カーラ・ジュリ)

町の娼婦、マリエット

(マッケンジー・デイヴィス)

レプリカントのレジスタンスのリーダー

フレイザ

(ヒアム・アッカス)

古物屋ドク・バジャー

(バーカッド・アブディ)

 

ブレードランナー自体はずいぶん昔に

一度見たきり。

 

私実はハリソン君が苦手で(汗

 

そんな状態でもやはりこの続編は

見ておかないとと。

 

本編に先立って公開された三作の

短編もしっかり見ておいた。

 

この三作見てないと何故大停電が

起こったのか?

 

なぜモートンがキーパーソンなのか?

 

なぜウォレスがレプリカントを作りだしたのか?

 

ここのそもそもがわかりにくいやろう。

 

映像はとても綺麗

 

ブレードランナーとして「同族殺し」を

しなければならないKの孤独は

突き刺さるほど

 

それをライアン・ゴズリングのあの

少し甘めの表情が切なく演じてる

 

とてもコケティッシュなジョイ

 

アナさんは作りこんだコスプレの時より

自然体に映し出された時の方が

より可愛い

 

そんなジョイの愛情はプログラムでは

なかったと信じたい

 

本当ならデヴィッド・ボウイが演じる

はずだったウォレット

 

ジャレット・レトも不気味やったけど

ボウイならどんなんやったかな?と

妄想が働いてしまう

 

しかしドク役のバッカード・アブディ

以前観た「アイ・イン・ザ・スカイ」での

現地工作員の緊張感とうって変った演技

 

だけど独特のいい味持ってるからすぐに

彼だと判った。

 

この作品「レプリカントと人間の違いは?」

という壮大な物語になってて面白かったけど

 

ただ一点が気になって気になって

 

そこが解決しないから結局

私にとってこの映画は「?」

 

Kの切ない記憶が矛盾だけの物になり

あのラストもなんだかになってしまった。

 

その点について言及してる方が物凄く

少ないのはなぜ?

 

なので納得できる答えを誰かに

教えてもらいたい。

 

それで納得できたら私の感想も

変わるかもしれない。

 

以下ネタバレというか疑問・矛盾点を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一番の疑問は我が子の出生に立ち会ってない

デッカードがいつあの木馬を与えたのか?

 

あの木馬はドク曰く「一番放射線が多い

場所で作られた」との事

 

そんなラスベガス、Kが行く頃は線量

落ち着いてるけどデッカードが潜んだ

頃は死の町

 

レプリカントであるKとラヴはマスク

してないけど、ラヴと同行した人間は

皆マスクしてる。

 

という事はマスクしてないデッカードは…

という事を暗に示してるのかな?

 

Kが見つけ出したレイチェルの子供の

資料には男女とあった

 

そして女の子は免疫不全と

 

ステリン博士は親と共に移住資格が

あったけど免疫不全で8歳から隔離生活

 

ん?待てよ?Kの記憶はリアル記憶

⇒それはステリン博士のもの

 

ステリン博士の親は移住資格有の

富裕層のはず

⇒幼少期に孤児院にいたのは?

 

Kの記憶を見た時に涙したのは自分の

記憶がKに移されてると判ったから?

 

また一人自分のデコイがここにいる

と不憫で泣いたの?

 

そこから考えるにステリン博士の

「免疫不全」というのはレジスタンス

達が彼女を守る為の隠れ蓑

 

なんか人間を悪く言うレジスタンス

やけど、何も知らないKを身代わりに

するのもひどい話

 

ただそういう事も全て受け止めて

自分の意志で行動するKは

誰よりも人間臭かった