みなさん、ご無沙汰しています。
土曜日担当、石坂真弓です
今までブログの更新がされてなくて気にはなっていたのですが・・・
昨日、凄いさらけ出しの現場に立ち会い、それをぜひ皆さんにシェアしたくなりました。
皆さんご存知のことかもしれませんが、
私は児童自立支援施設という全寮制施設の中の学校の教員をしています。
昨日の文化祭では、小学生の朗読の発表、
そして、私が指導している中学生の合唱5曲と、一人の男子生徒の作文発表がありました。
その一人の生徒の作文の内容が、まさに15年の人生のさらけ出し
同級生も、親も、来賓までも
誰もが感動し、その生徒に関わりのない人までが涙されました
そして、私も救われたのです。
彼の作文の中には、海外からきたことや、
日本の生活に馴染めなかったこと、
問題ばかり起こして両親を困らせたこと。
今は落ち着いて学べることに感謝していること。
日本語が上手くなったと友だちに言ってもらって
嬉しかったこと。
今の楽しみは絵を描くこと、歌うこと。
NHK全国学校音楽コンクールに3回出場できたことは
僕のささやかな誇りだと・・・
こんなことを皆さんの前で話すことになるなんて、
夢にも思っていなかった・・・と。
まさにさらけ出し
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キラキラでも語らせて頂いたとおり、
半ば強引に出場してきた音楽コンクール。
「何のためにやるのか・・・」
常に自問自答しながら指導していました。
考え過ぎてわからなくなって、また考えて・・・
でも、その答えを彼が教えてくれました。
そして、感動に包まれた場面を見ただけでなく、その後もすごいことがあったんです。
文化祭が終わって片付けの時間、
その作文の少年は、他の片付けが終わっていなかったようで、
作品がまだ置かれた状態になっていました。
それを見たクラスメイトの少年が、
「今日の作文、良かったよね〜だから今日は僕が片付けといてあげよう!!」
と、ささっとまとめてくれているではありませんか!!!
人の片付けをやってあげようなんて、そんなタイプじゃない生徒なのでさらに感動
一人の生徒のさらけ出しが、周りの子の行動も変えてしまったのです。
今更かもしれませんが、
改めて、「さらけ出す」ことの意義を思い知らされました。
そして、さらけだした彼の人生だけでなく、
私の目の前の生徒全て、自分ではどうすることもできなかった人生や
変わりたいという思があるのだと。もちろん、私もね
もう一度、襟を正して生徒たちに向き合っていきます