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スターブログにご訪問下さいまして

 

ありがとうございます。

 

 

 はるかな瀬戸の風のお話

 

 

「はるかな瀬戸の風」は、

 

童謡作家の小川信博先生が初めて四国高松を

 

訪問された時の感動を書かれた作品で、

 

歌詞は、

 

「ある時たまたま届いた瀬戸からの便りが

 

きっかけとなって、居ても立っても居られず

 

故郷瀬戸行きの汽車に飛び乗ってしまった

 

主人公が、懐かしい故郷で本来の自分の姿

 

を取り戻し、そこから新しい生き方に気づい

 

て決意していく」という物語風のもので、

 

これが雄大な瀬戸の大自然を背景に描かれる

 

とても素敵な歌曲です。

 


 

初めてこの曲を聴いた時、

 

この物語の最初に現れる瀬戸の海に架かる

 

長い瀬戸大橋の姿が、

 

汽車の中で気持ちが高鳴る主人公の気持ち

 

とも相まってしまって、

 

これから不思議な国に導く一筋の長い道

 

に思えて、

 

 

また、そこから見える広大な讃岐平野や

 

雄大な山々の景色は、

 

今から何かを私達に伝えるべくして堂々と

 

威厳ある姿で待ち構えながら、聴く人を引き

 

寄せる途轍もなく大きく神聖な物の様にも

 

感じて、不思議とこの音楽の物語にスーッと

 

惹きこまれていく感じがしました。

 

 

 

 

ところで、故郷の瀬戸に戻ったこの主人公は

 

 

雄大な海が茜色の夕日に染まって輝くと

 

ここから忘れていた安堵感を思い出し、

 

 

夜が明けて白い砂浜を歩く時には、

 

失いかけていた自分に大切だった物を

 

見つけます。

 

 

そして主人公は、

 

栗林の中を歩いて緑色の松風に吹かれながら

 

青々と何処までも広く澄み渡る空を見上げ、

 

ついには新たな決意をすると共に、

 

素直な気持ちになれた自分の未来に希望を

 

抱いていくのですが・・・

 

 

そうなんですキラキラ

 

この音楽には常に色があるのですびっくりマーク

 

 

そして聴けば聴くほど、この様々な色が

 

主人公の心の色を表現している様に思えて

 

なりませんでした。

 

 

 

 

さて、ではこの曲を

 

ひらめき電球合唱曲に編曲するにあたって、

 

これらの色をどのように

音楽で表現していこうかはてなマーク

 

と考えました。

 

 

そして、もう一つ同時に脳裏に浮かんだのが

 

ドヴォルザーク『家路』だったのです。

 

 

彼が新世界アメリカで郷愁の念にかられ

 

ああ、故郷ボヘミアへ戻りたい!汗うさぎ

 

と、思わず船に飛び乗ってしまった姿が

 

汽車に飛び乗るこの主人公の姿とぴったり

 

と自分の中で重なってしまったからです。

 

 

 

そこで、時代も国も違うけれど、

 

しかし、人が故郷を懐かしく思い

 

故郷の大地に癒されたいと願う気持ち

 

同じなのだから、この曲に『家路』を重ね

 

この主人公の物語を更に大きなテーマに変え

 

合唱曲に編曲してみようかと思いました。

 

 

 

 

ただ、これの大きな問題となった事は

 

ドヴォルザークの『家路』からは自分が

 

あまり色彩を感じないという点でした。

 

 

いえ、正直に言えば感じてはいるのですが、

 

それは『はるかな瀬戸の風』に表れる様な

 

鮮やかではっきりとした色ではなく、

 

どちらかと言うと自分は、少しくすんだ

 

不言色の様な色を感じていたので、

 

 

果たしてこれをどのように調和していったら

 

いいのだろうと悩んでしまったのです。

 

 

スターそして決定したのがハミング唱でした!

 

 

この曲の中で『家路』をハミングして奏でる

 

事で、最終ゴールに仕上げたい色、緑色を

 

作ってみようと考えたついたのです。

 

 

瀬戸の青空にちょっとくすんだ麦色を加えて

 

新しい緑色を作るブルー音符

 

 

これなら、きっと出来るはず!!

 

 

そして、楽譜を書き始めました。

 

 

****

 

 

 

さて、ドヴォルザークの弟子フィッシャー

 

ホームシックにかかってしまった恩師を思い

 

師の交響曲第9番『新世界』第2楽章

 

メロディに歌詞を入れて『家路』という

 

歌曲を作って師に捧げましたが、

 

 

 

フィッシャーはこの『家路』で

 

人生の中で来た道を帰る事・戻る事は

 

決して恐れる事ではない。

 

寧ろ、

その扉はどんな時でも開け放たれており

 

いつでもそっと待っていてくれるのだ

 

と語りました。

 

 

 

これは、

 

アメリカでの仕事に忙しかった恩師が、例え

 

ここで仕事を投げ出してボヘミアに帰って

 

しまったとしても、これは決して恥ずべき事

 

ではなく、そんな事より何よりも、

 

「どうか自身の気持ちの赴くままに

 

素直に生きて欲しい・・・」

 

と願っている詩の様にも聞こえます。

 

 

史実としては、この時ドヴォルザークは、

 

帰省後再びアメリカに戻るのですが、

 

結局は、やはりボヘミアに帰って

 

自身の意のまま晩年を過ごす事に

 

なりますので、

 

これって、フィッシャー効果かも・・笑

 

 

(詳しくは以下ご参照ください)

 

 

******

 

 

この曲の主人公が瀬戸からの「風の便り」を

 

きっかけに故郷へと駆け戻り、

 

ドヴォルザークもまた、新世界アメリカから

 

急いで船で故郷ボヘミアに帰ったように、

 

 

もし自分が現実に疲れ果ててしまった時には

 

純朴な気持ちを取り戻す為にも、一度自分の

 

時間をリセットしてみる事も、

 

生きていく中できっと重要な事なのだろう

 

と思っています。

 

 


故郷に戻った主人公が緑の松風が吹く中で

 

新しい希望を見出したように、

 

そしてドヴォルザークもまた、故郷に戻って

 

「自分が失ってはいけなかったのは

 

ボヘミアの地だったのだ」と悟ったように

 

 

雄大な自然の力に癒されて目覚めていく事は

 

大地に生きる者にだけ与えられた共通の喜び

 

なのだと思っているからです。

 

 


 

 

そして最後に、

 

この物語のスタートとなった瀬戸大橋は

 

当初感じたこの物語を導入する役割だけ

 

ではなく、

 

 

「人と人の心を繋ぐ架け橋」であり、更には

 

「人と自然を繋いでくれる雄大な架け橋」

 


の任をまかされていたのだビックリマーク

 

作品の完成とともに気づきました。

 


大切な事に気づける機会を与えて下さった

 

原作者の小川信博先生には心からの感謝を

 

お伝えしたいです。


そして皆様も、

 

是非その様な事も考えながら

 

この合唱曲『はるかな瀬戸の風』

 

聴いて頂けたらとても嬉しく思います。

 





 


 

 

今回は、私達「きらきら湘南」と一緒に

 

藤沢市立片瀬中学校合唱部の皆さんが

 

この曲を歌って下さっています。

 

 

合唱部の皆さんの明るく爽やかな歌声は、

 

更にこの曲を美しいものへと脚色して

 

下さいました。

 

音符合唱部の皆さん

 

本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

虹只今、

 

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