前から行きたかったお店にやっと行ってきました。
今の場所で今のスタイルでの営業は2月末までというのを知って、慌ててギリギリ予約。
福井市高木にある「Restaurant cadre(カードル)」。
福井にはなかなかないとってもスマートなフレンチレストランで、雰囲気もお料理もめちゃくちゃ素敵美味しくて最高でした。Instagramでお料理画像は見ていたので、盛り付けにもとてもこだわって手の込んだお料理だということはわかっていましたが、雰囲気作りも素敵でとても良い時間を過ごすことができました。
福井銀行高木支店だった建物をリノベーションしたお店なのですが、入ってすぐにどこか高級ホテルの一角に入り込んだ雰囲気。
ディナーの開始は18時30分から。全員同時スタート。
そのため、ちょっと早く行って待合室のようなエントランスで案内されるまで待機。
立派なシャンデリア。
お席に案内いただいてまた感動。とっても広い空間なので他の人の会話も聞こえません。
席同志の間がいい。
オブジェも素敵。
そしていよいよお料理スタート。
せっかくなので白ワインをオーダー。お店おすすめのワインをお願いしたところ、前半のお料理に合ったワインを選んでくださいました。
ウエイターの方がお2人ともスマートで、それもこの空間を上品にしている大きな要素。
最初の前菜。と思いきや、こちらはコース料理にまだ入っていない前菜の前菜的なお料理。
お蕎麦の揚げまんじゅうと、舞茸、キノコの出汁のスープ。
交互にお楽しみください。ということだったので、揚げまんじゅう一口かじったらスープ飲んで。とゆっくり味わう。どちらも濃厚。
そしてここからが前菜。
鹿肉を乾燥させたもの。下に引いてあるのは黒米。
こちらも味がしっかりしていて、味わいながらワインとともに。
汐雲丹。
タルトにかぼちゃのムースと飴細工。
かぼちゃのお味と汐雲丹の塩味がなんとも。
甘えび。
見るからに美味しそうなのですが、料理の説明を聞いてもはやどんな味が全く想像できないぐらいいろんな食材が凝縮しています。
2日間寝かせた若狭の甘えび。下の白いのはなんとモッツァレラのババロアで、さらに下にはトマトのコンソメが隠れています。そしてルッコラのオイル。
平飼い卵。
福地鶏の平飼い卵。cadreさんにしか卸していない特別な卵だそうで、黄身が濃厚。
そして数時間燻製にしたカリフラワー。味が凝縮されています。
そして、器は越前漆器。木地製作はろくろ舎さん。特注だとか。
ビーツ。
なんと白子が間に挟まっています。
ふわふわ白子にビーツが合う。こちらもいろいろ説明いただいたのですが、ワインにやられて記憶できず・・・。
魚信の鰆。
皮ぱりっぱり。もちろん全部いただけます。
鰆にしっかり味がしみていて、ソースいらないぐらい。ソース付けて味変を楽しみました。
そして、お肉は
黒龍吟醸豚。
黒龍の酒粕を食べて育った豚を炭火でじっくり火入れしたそうです。
最初にこうやって見せてくれるところも粋ですね。
ここで赤ワインをオーダー。2杯目。
強くないので1杯目でだいぶ酔ってしまったのでゆっくりペース。
これから食す黒龍吟醸豚にあったワインを選んでくださいました。
お豚さんもとっても味が濃厚。脂っこすぎることもなく、だいぶお腹いっぱいでしたが食べれました。
艶がいい。
この黒龍吟醸豚を食べる時に使ったのが越前打ち刃物のナイフ。
これも特注なんですかね。
ここでも福井の伝統のこだわり。すごい。
そして、デザート。
なのですが、その前にお口直しにとアイスが。
なんだったかな・・・忘れちゃいましたが、あっさりアイス。
もうこれで十分満足だったのですが(笑)、ほんとのデザートは次でした。
紅ほっぺ。
いちごがたっぷり。
大好きいちごのソースが、これでもか。というぐらいたっぷり。
ハーブティー。
お腹いっぱいでほんとにはちきれそうだったのですが、ハーブティーでちょっとすっきり。
こちらのコップは越前焼です。
そしてそして。さらに六条麦のフィナンシェ。
いやー、もう満足満足大満足です。
これだけのラインナップと見た目の美しさ、手の込みよう。そして雰囲気とおもてなし。
コストパフォーマンス良すぎです。
写真撮り忘れましたが、パンもとっても美味しくて3,4個食べました。それがお腹をいっぱいにした原因ですね・・・食べ過ぎた。
ギリギリ予約できて、味わうことができて本当に良かったです。
ありがとうございました。ご馳走様でした。
残念ながらこのスタイルでのここでの営業は2月末まで。
3月16日からは、福井駅前に移転オープンされるそうです。
ULOというカジュアルダイニング。アラカルトメインで、朝も昼も夜も提供されるとか。
またそちらにも行きたいと思います。