2月6日(土)に、鯖江公民館で「サイバー攻撃の手口と守り方~情報セキュリティ入門~」というイベントを開催しました。

これでも、わかりやすそうなタイトルを付けたつもりですが、そもそもサイバーとかセキュリティとかいう言葉が入ると難しそうで参加してみようと思わないですよね・・・。でも、これからとても重要なジャンルなので、なんとか中高生に興味を持ってもらえたらと思っていたら、たくさん参加してくれました。

でも、コロナ感染拡大の影響で会場に入れる人は関係者合わせて50人まで。県外者はそもそも参加不可。

そのため、YouTubeでも配信し視聴してもらいました。

 

主催である総務省北陸総合通信局の方からご挨拶。

 

そして、第1部はワークショップ。ワークショップというと、通常はみんなでわいわいしますが、今回はもくもくワークショップ。

パソコンと格闘してもらいます。

 

◆セキュリティワークショップ

初心者向けCTF(Capture The Flag)

※CTFとは、用意された課題の中に隠されたメッセージ(フラグ:旗)を、様々なセキュリティ技術を使って見つけ出し得点を得る競技

講師は福井高専の斉藤先生。

 

問題があって、それを1つ1つ答えていくのですが、セキュリティ関係まったく勉強していない人がほとんどだと思うので、そこは斉藤先生が解説しながら進めていっていました。

 

「プログラミングしたことある人?」という質問に、手を揚げるHana道場キッズ達。Hana道場と同じ鯖江からCyberSakuraエキシビションマッチに出場した中央中学校の3人も、Hana道場でIchigoJamプログラミング経験ありということで、中学生が全員手を揚げるという。すごい。

 

高校生も、黙々と解いていっていました。

 

サポートするjig.jp加藤くん。CyberSakuraエキシビションマッチでは、中央中学校の技術メンターをしてくれました。

 

今回のイベント受託者であるict4eの原さんもアドバイス。CyberSakura、原さん抜きではやれないし、原さんがやると言ってくれなかったらやらなかったので、今後も宜しくお願いします!

 

福野さんも見学ワークショップ。Hana道場エース達には馴染みの福野さん。

 

隠れた文字を探したり、絵だけでメッセージを探したり。キーワードだけで探したいサイトをみつける方法などなど、セキュリティというよりもWEBについて知れた気がします。写真撮ったりうろうろ動いていたのでちゃんと聞いていませんでしたが、どういう仕組みになっているのかはわかりました。

このセキュリティワークショップ、オンラインで「参加」していた人は良かったと思いますが、YouTube配信を視聴していた人たちは面白かったのだろうか・・・私も実際にやっておらず聞いていただけなので、感覚としては同じですかね。

 

◆セキュリティ競技報告会

サイバーセキュリティ教育プログラムCyberSakuraエキシビションマッチ(CyberPatriot)報告会。

正一くんからCyberSakuraについて説明。

なぜ今サイバーセキュリティ教育プログラムなのか。アメリカで開催されているCyberPatriotについて。

 

実際に、どういうことをやっているのかを、CyberPatriotのデモを使って原さんが説明。

うーん、全部英語なのでわかりませんが、これを今回挑戦した中高生がやっていたというのはお分かりいただいたと思います。

 

そして、その挑戦した中高生たちへの修了証の授与。

今回出場した5チーム

・渋谷教育学園渋谷中学校
・コーディエンス(埼玉県川越市のプログラミング教室)
・PCN仙台(仙台のIchigoJamプログラミング教室)
・鯖江市中央中学校
・Hana道場

 

全員にこの場に来てもらう事を想定していました。でも、コロナ感染拡大が収まらず、緊急事態宣言まで出てしまったため、中央中学校とHana道場チーム以外はオンラインでの参加となりました。それが本当に残念でなりません。

この場の2チームだけ手渡しして、他のチームは各コーチからお渡しいただきました。

 

そして、各チームからそれぞれ1人に感想を言っていただきました。

 

 

難しかったけれど、とても楽しかったという声ばかりでしたね。全文英語、そしてそもそもよく分からなかったであろうCyberSakuraエキシビションマッチ(=CyberPatriot)にチャレンジしたことがまず凄いし拍手です。全員が最後までやり抜いたことも本当に素晴らしい。

 

約半年、お疲れ様でした。

 

◆パネルディカッション

テーマ「サイバー攻撃の手口と守り方」
・パネラー

篠田 陽一 氏(北陸先端科学技術大学院大学教授
内閣サイバーセキュリティセンター参与
国立研究開発法人情報通信研究機構R&Dアドバイザー)
川口 洋 氏 (株式会社川口設計代表取締役)
大久保 一輝(中1)Hana道場 ※セキュリティ競技参加経験者
吉岡 恵吾(中2)渋谷教育学園渋谷中学校 ※セキュリティ競技参加経験者

・モデレーター

福野 泰介 氏(株式会社jig.jp取締役会長)

 

川口さんと吉岡さんはオンラインでの登壇。

専門家と一緒にCyberPatriotに参加した中学1年生と2年生が登壇。

おそらく初の登壇だったと思いますが、二人とも堂々としていて感心しました。

 

 

 

篠田さん、川口さんからは、どういうことを勉強していたのかや、これまでどういうことをしてこられたのかをお話いただきましたが、正直にお話されるのでとっても面白かったです。(オフレコ)

攻撃する側ではなく、なぜエシカルハッカー(ホワイトハッカー)になったのか。これから是非目指してほしい、ここにいた中高生へのメッセージも。

 

 

攻撃一覧。いろんな種類があるんですね。中学生の2人から、気になる攻撃を選んでもらい解説する篠田先生。

 

中学生のお二人、突然振られるし、すごく緊張したかなと思っていましたが、とても楽しかったそうです。初パネルディスカッション。

吉岡くんは、将来エシカルハッカーになりたくて、そのため今セキュリティについての勉強をしているそうです。

大久保くんもHana道場でプログラミングの修行を続けていますが、サイバーセキュリティについても興味が出たそうです。

いろいろやってみて、好きなことを是非やっていってほしいと思います。

なんでも挑戦することが素晴らしい。

 

総務省さんの展示で、世界中からのサイバー攻撃の状況映像が見れたのですが、世界あちこちから日本に向かってミサイルが何十発も撃ち込まれているような映像で、これまでの総数攻撃なのかと思ったら、なんとリアルタイムだそうです・・・。秒で世界中からサイバー攻撃がきていると。びっくり。そして恐ろしい。

その攻撃から日本の誰かが防御してくれているわけで、今回参加してくれた若者がその防御する人材として活躍するようになってくれたらなと思います。

 

 

ワークショップに参加してくた中高生、YouTubeを視聴してくださった皆様ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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今回の「サイバー攻撃の手口と守り方」。Zoomも使っているしYouTubeの配信もしたし、会場も広いしでカメラ撮影も大変なのですが、今回配信をしてくださったのはMDSの田辺さん。

たくさんの荷物でとっても大変そうだったのですが、県内だけじゃなくて県外へも配信のお仕事行ってるそうです。

機材がたくさん配線がたくさん。さすがプロ、スムーズに配信していき、1人でカメラ映像もばっちり。

 

その隣でZoomの映像操作だけしていましたが、パソコン上でちょっと操作するだけなので楽ちん。

 

Hanaインターン生たける君、田辺さんのカメラでYouTube視聴者の方々向けに会場のパネルを撮影。

 

もう1人、Hanaインターン生のしょうま君は自分の一眼レフで会場撮影。撮影大事。

 

Hana道場師範の正一くんとワークショップ対応などなど、運営スタッフこなしてくれました。

会場準備や片付けなど、男性スタッフいると助かります。

 

お疲れ様でした!

 

控室で登壇者同士で事前打ち合わせをしている時に撮らせてもらった1枚。

登壇、ありがとうございました!