当院のはいっているマンションは五差路に面しています。

 

五差路の宿命(?)なのか、偶然なのかわかりませんが事故やトラブルが多いです。

 

いつも窓は閉めているのですが、それでも聞こえる

『キキキ!ドン!』という衝撃音とか、人の言い争う声。

 

当院には救急処置ができるような医療機器はないので、何の助けになるかはわかりませんが

目の前の道路の交通事故などを無視するのも忍びないので、

衝撃音が聞こえたときには、とりあえずベランダから外を見ます。

 

え?

ただの野次馬根性じゃないかって?

いやいや違いますよ~

 

横転する車

割れたガラス。。。

 

幸いなことに、これまで私がベランダから見た事故は

直後に破損した車から人が自力で降りてきて、歩道に避難したりして

明かな死傷者は出ていません。

 

そして今日の出来事。

 

外から

「ふざけんな、てめー、降りてこいよ!」

と男性の怒鳴り声。

 

こりゃあ、見ないわけにはいかないでしょう。

 

え?

違いますよ。

野次馬根性じゃないですって。

 

スマホ片手に録画の準備をして、ベランダに出ると

乗用車の運転手が車を降りて、後続のバイクの運転手に詰め寄っています。

ここから事件につながったときに証拠になるかもとスマホで撮影開始。

もちろん、下から気づかれないようにベランダの壁に隠れて。

 

怒鳴り続ける車の男性。

バイクの人は言い返さずに、スマホで相手を撮影しています。

おお~勇気あるなあ。

ヒートアップする車の男性。でも手は出しません。よかった。

そして、車の男性もスマホを取り出し、バイクの人の顔やナンバープレートを撮影し

「ネットにさらしてやんかんな!覚悟しとけよ!」

と。

 

え?

逆じゃなくて?

 

しばらく怒鳴ってから男性は車に戻り、走り去っていきました。

バイクの男性が警察に通報している様子。

 

よし、私の役目は果たした!とスマホの撮影終了ボタンを押し、診察に戻りました。

 

え?

だから 野次馬根性ではないんですって、

ひそやかな正義感ですよ。