千葉大学医学部の集団強姦事件の判決がでました。

 

吉元将也被告 集団強姦罪で懲役4年の実刑判決

山田兼輔被告 集団強姦罪で懲役3年の実刑判決

増田峰登被告 準強姦罪で執行猶予つきの有罪判決

藤坂悠司被告 準強制猥褻罪で執行猶予つきの有罪判決

 

 

千葉大学医学部は私の母校です。

 

はじめ、このニュースを聞いたときには本当に驚きました。

 

私の知る千葉大学医学部の男子学生は

よく言うと 真面目

悪く言うと 地味。

学生時代に長い時間をともに過ごしましたが、

男子学生と二人きりで酒を吞んでいても身の危険を感じたことは一度もありません。

 

遊び方も知らずに大学生になって、いわゆる大学デビューといいましょうか、

医学部生になって急にモテるようになったと錯覚しているような人は数名いましたが、

女性の尊厳を踏みにじるような行動をするモラルに欠けた人物はいませんでした。

 

それは、医師を志すものとして当然のことと思っていたのです。

 

今回の事件は

千葉大学のみならず、医師を志すものの資質を問われる重要な事件です。

 

病院にいくと、当たり前のように衣服を脱ぐ必要があり、触れられることもあります。

 

女性なら誰しも、多少、男性医師に診察を受けることに抵抗感を持つと思います。

 

でも、

「お医者さんだから、変なことはしないだろう」

という、漠然とした信頼関係があったように思います。

 

その信頼を裏切られたからこそ、

医師の犯した性犯罪等の違法行為はメディアでも大きく取り上げられるのです。

 

 

今回の判決を知り、

有罪になって本当に良かったと、心から思いました。

彼らには医師免許を取得してほしくありません。

藤坂被告に関しては(現在どうなっているかわかりませんが)

医師免許を剥脱していただきたい。

 

過去には、同様の罪で告発されながらも示談で不起訴処分になり、

素知らぬ顔で 数年後に別の医学部に入学し、改めて医師を目指したものもいました。

(私が知るケースは、在学中に事実が発覚し、退学処分となりました)

 

医師法には医師の欠格事由として

・罰金以上の刑に処されたもの

とあります。

(これは相対的欠格事由であり、審議の結果、免許が交付される可能性があります。)

 

示談ではこの欠格事由に含まれません。

起訴され有罪になっていることが必要です。

 

犯罪者の更生を支えることも大切であることは承知していますが、

医師はやはり特別な職業です。

 

立派に更生した暁には、医師以外の職業を選択し、

社会の役に立つ大人になってほしいと切に願います。