【不登校】卒業式④～前日夜、参加を持ち掛けてみる～その１

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栃木市から「ココロ貯金」をお伝えする子育て心理学上級インストラクター・元小学校教員の佐藤陽子です。

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の続きです。

夕食後、スイッチの入った私は、ゆっくんの部屋でこう話しました。

「ゆっくん、今さ、パパと話していてね」

「ゆっくんの卒業証書もらうとこ、見たかったな、ってパパがさみしそうに言っているんだ」

「卒業式に出なかったとしても、卒業式が終わってから学校に行ってもらうとか、パパがいるときに何か、できないだろうか」

「親孝行だと思って、願いをかなえてくれないだろうか」と。

夫は、学校に行かないことを責めたり、叱ったりすることは、ずっとせずにきました。

私自身も、そういう対応をしてくれたことが、どんなにか心強かったかわかりません。

夫とゆっくんは、似ていて、多くを自己主張するタイプではありません。

だからこそ、「卒業証書もらうとこ、見たかったな。号泣したかったな」

その一言が、どれだけの重みをもっているのかを感じたのです。

実は、休校前ゆっくんは「卒業式後のお食事会とボーリングには参加する」と言っていました。

また、学校外のクラブで行くディズニーシーの旅行にも一人で参加予定でした。

自分から、動き出す姿がたくさん見え始めていたのです。

しかし、このご時世で、どれもが中止になってしまいました。

こんなにも動き出したゆっくんが、動くチャンスを奪われてしまい、一度は悲しいと感じていましたが・・・

その力を信じている部分もありました。

だからこそ、最後の悪あがきとばかりに・・・

私は腹をくくったのです。

に続きます。

ありがとうの花束とともに❤

佐藤陽子でした。

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