初めて見つけた「ロードキル」がテーマの本。 | きらくすわんこのブログ

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基本、リブログです。
特に保護犬、動物管理(愛護)センター関連の情報を広めていくことに力を入れたいと思います。

道路 ロードキル

 

鉄道 レールキル

 

空路 バードストライク

 

 

運動体 = 動く物(動物)

 

運動体 = 自動車(或いは列車など)

 

互いの動きが交差した時、その交点で起きるのがロードキル

 

 

 

犠牲になる動物たち

 

イヌ ネコ タヌキ キツネ シカ クマ イタチ etc etc

 

希少動物の

 

イリオモテヤマネコ ツシマヤマネコ アマミノクロウサギ…

 

おそらく、数え上げればきりがないほどの、自然に暮らす命

 

(犬の場合、飼い犬であることが多いですが)

 

 

何故、互いの動きが交差するのか

 

自然に生きる動物たちの住処や生息地域を

 

道路やレールが分断してしまい

 

そこを横切ろうとすると、ぶつかってしまうことになるから

 

(猫はよく道路横断します。要注意種かも)

 

 

ロードキル対策には

 

アンダーパス(橋梁下)

 

オーバーパス(オーバーブリッジ、エコブリッジ)

 

等があり、

 

それぞれの動物たちの特性に合った道路のパスルートが研究されているが

 

彼等が必ずそこを通るとは限らないし

 

移動距離との兼ね合いもあり

 

また、彼等の住処全部にその対策を施すこともできない

 

 

 

以上の記載は、

 

 

東京大学出版会発行の

「野生動物のロードキル」

監修者 柳川 久氏/編集者 塚田英晴氏・園田陽一氏

 

こちらの本に書かれている内容を一部抜粋し、

 

勝手に私の思ったことを付け加えているものです。

 

 

この本は、それぞれの章ごとに引用文献がびっしりで、

 

研究への熱量と、そこに込められた願いの強さを感じました。

 

 

(アマミノクロウサギは黒くて見つけにくいそうです

 この本にもそう書いてありました)

 

 

ひとつでも多くの命を守りたい

 

これは多くのヒトの同一の願いだと思います。

 

特にドライバーやライダーにとっては、

 

場面によっては自身の命にも関わる大きな問題でもあり、

 

改善は必要不可欠だと思います。

 

(ハトも、よく轢かれてしまうそうです)

 

 

以前にも書きましたが、

 

私はロードキル現場に遭遇することが結構多く、

 

出来る限りその個体(全部小動物)を道路の脇に寄せ、

 

タオルで包み、

 

業者に連絡をします。

 

理由は、更に他車に轢かれないようにするため。

 

(キツネ、特にキタキツネの被害は相当だそうです)

 

 

その際に注意していることが4つほど。

 

① 他車への走行妨害を極力避ける

  走行の邪魔になることは避けられませんが、

  自分が飛び出さないことはもちろん

  私の車をパスする時に対向車とぶつかるような

  二次事故が起きないよう気を付けます

 

② 絶対に素手で触らない

  遺体を抱えることはできますし、なるべく全部の

  内臓も回収してあげたいところですが、

  特に野生動物の身体は菌とウイルスの宝庫

  残念ですが持参の手袋越しで触れるものには

  限界があります

 

③ 人の目に触れない工夫をする

  遺体を見るのはムリ!と言う方も多いですし

  興味本位に当たられるのは私が我慢できません

  なので、綺麗にバスタオルで包み込み

  できれば歩道から外の草むらなどに寄せて

  業者の方の目にはわかるけど一般人には目立たない

  そんな状態を作ります

 

④ 車に常備

  ビニール手袋・それを仕舞うレジ袋・バスタオル

  携帯用ウェットティッシュ

  ロードキル現場で何かするときには絶対に必要です

 

(②に関しては、こちらの本にも書かれています)

 

(大動物だと、動物・車、双方の死という悲劇も)

 

 

ロードキル

 

それは、全く不要な、無駄な死です。

 

その仔たちは、そんな死に方をするために

 

生きているのではありません。

 

ヒトの手で少しでも救う手だてがあれば、

 

是非やりたいと思います。

 

 

道路をなくすことはできないけど、

 

どこに作るか、どんなふうに造るか、から

 

運転するときにはどんな走りをするべきか、とか

 

もし遭遇したらどうするかを常に念頭に置いておく

 

など、動物たちを守っていく努力を、

 

ヒトとして頑張っていきたいですね。

 

 

🐣 🐣 🐣 🐣 🐣 🐣 🐣 🐣 🐣 🐣 🐣 🐣

 

最後に

 

監修者の柳川 久さま

 

編集者の塚田英晴様、園田陽一様

 

勝手に紹介して、勝手に解釈して申し訳ありません。

 

ご容赦頂ければ幸いです。