保護犬
という響きが、少し変わってきているのを感じます。
最初は知らないから、
ペットショップ廻りをしてました。
何だか売りつけ感満載で、
やたら抱かせたがり(抱かせ商法だった)
良いことばかり並べる店員に超違和感。
それから保護施設を知り、
何度か足を運び、一目ぼれした仔を引き取りました。
それが煌(きら)です。
10年9ヶ月余り、私達は一緒に過ごしました。
その間に、よく交わしたのが
何犬ですか?
分かりません
え?
から始まる保護犬布教活動のとっかかり(笑
ただ、
いつも決まって居心地悪くなるのが、
偉いですね~
凄いですね~
とても真似できません~
という意味不明な感動語を聞くことでした。
だって、
保護犬なんて汚いし、
凶暴だし、
懐かないし(確かにそれはアリがち。しかも逃げる(笑)
最大限の評価が
可哀そう~
と言うのが一般的なイメージだから。
幸い、と言うべきか、
煌はもともと野犬ではなく、
明らかに飼われて、しかも結構な厳しい躾けで怖い思いに耐えてきた様子の仔で、
何でもできるのに長いものにだけは脅える仔でした。
そんな仔なので、保護犬のイメージUPには貢献してくれたと思います。
そうこうするうちに、
某TV番組などで、俳優さんが活動に入ったり
アイドルがバリカン技術を上げて行ったりで、
保護犬を引き取るという流行りが出てきたようです。
来楠(らくす)は熊本の溢れてしまった犬の処分再開でターゲットになった仔で、
声がかかった時に聞いたのは
結構トシだし、中型で可愛くないし、懐かないし、という判定理由でした。
結構トシでもそこが可愛いし、
懐かない仔が懐いていく兆しを見せてくれたときは、無上の喜びを味わえるし、
何より、可愛い…💝惚れたよ。
って感じになりました。
何犬?
保護犬なので色々で(笑
あ、うちもです
みたいなことも時々あって。
優琳(すぐり)も熊本から、判定が下るんです!
と連絡をもらって逢いに行った仔。
ビビりすぎでほぼ友だちができず、
散歩中にわんこを発見しては回避しまくる日々( ̄▽ ̄)
でも、それもいいんですよ。
だってそれが、優琳だもん♪
そして最近「保護犬ブランド」という言葉が出てきたようです。
保護犬をひとつのブランドとして確立することで、
犬を飼う時の選択肢に入れるのが目的だとか。
保護犬って、チワワ、とか柴犬、とかと並べるの?
保護犬って、
人に捨てられた仔、とか
人に飼いたいと思われなかった仔、とか
そもそも人が必要だと思ってない仔、とかが殆ど。
何か、そういうカテゴリ分けで特別感を持って
まず保護犬から検討してみよう!みたいなのって
自分にはよくわからない感覚です。
まぁ、それで一つの命が助かるんだよ、と言われればその通り!
良い取組なんですよね、きっと。
ただ、
流行りもの好きなヒトが、
「うちの仔、保護犬なの~」とマウント取りに来ることがないと、
言えますか?
そういうのが心配なだけです。
流行りはいらない。
ただ、当たり前であってほしい。
ペットショップはいらない。
だから儲けたいブリーダーの存在もいらない。
今そこにいる仔は、全部保護対象。
犬が飼いたいな、と思ったら
犬種にこだわりたい人は、正しいブリーダーから、
そうでなければ、じゃ、施設に行こう、
となってくれればいいこと。
NETだけで決めるのはOUT。
どんな人の身近にも、
家族を探しているわんこは必ずいるから。
巡り合ってほしい。
その仔だけを愛してくれる
家族。
100軒の家がみな、1頭、わんこを飼いたいな、
と思って施設に行き、
誰かに惚れてくれたら100の命が救われ、幸せが生まれる。
そんな社会がいい。。。
骨折が治ってきた反動で、めっちゃ入力しちゃった💦💦💦
いつも言いたい。
その仔に
目いっぱい、惚れてほしい!


