以前にも一度、このテーマは取り上げましたが、今一度。
私は、身近で野犬を保護している人を、二人知っています。
一人はこちらのアメブロで知った「野犬の子」さん。
もう一人は少し年配の女性で、
病気と闘いながら、処分させてなるものかのパワーで保護されている方です。
野犬は、そもそも飼い主も所属部署もない存在。
山や河原、公園などで群れを成す、飼い主がいないどこにも所属しない犬は、
人間社会から弾かれます。
異世界があるわけじゃないので、
それは殺処分と言う形で弾く。
野犬は、野生の塊だから、熊やイノシシと同列。
そんなイメージが強いです。
でも一方で、犬は友だちという人間文化の一面もあるから、
殺処分、いやいやそれはダメでしょう、となって、
保護しようという人たちが活動をします。
でも保護活動をされる方の中には、
野犬は手を出すべきではないと考える人もいますね。
そもそも山に暮らす、その仔たちの生き方や運命には手を出さず、
センターや保健所にいる仔を助ける、というスタンス。
(そう言う方は、外側から手を差し伸べてはいます。保護活動の色々な場面で)
私の知っている方々も、両意見があります。
それで自分はどうなのかと言うと、
両方を行ったり来たり。
我が家は今の仔で、保護犬3頭目。
長女はセンターで処分待ちだったのをさらに引き延ばされいた(絶対譲渡できると職員さんが頑張った)ところ、枠の空いた保護団体さんに救われました。
福岡市の西寄りの街で放浪して、商店街にいたところをつかまったと聞きます。
保護犬には珍しい小型犬で、基本的なしつけは全部知っていて、ヒトには一切敵意を向けない、フレンドリーな性格。
その仔と10年9ヶ月過ごしました。
この長女は野犬じゃない。。。
次女は、長女が旅立った半年後、
熊本県センターの被災枠からあぶれて、処分決定となるということで声がかかり、引き取ることに。
被災犬ではなく、数年流浪だった仔。
首には小さすぎる、汚れきった首輪がはまっていたとか。
おそらく、1歳前後で放浪犬となったのだと思います。
ビビりだし、もう結構年だし、中型だし、白羽の矢が立つのは仕方ないんです。と考えられる存在。
その仔は、1年4ヶ月で急に旅立ってしまいました。
でも、この次女も野犬じゃない。
そして今いる長男。
次女と熊本県センター時代に友だちで、
センターで2年を過ごした、うちの次女が引き取られてから1年半後、
つまり次女の旅立ちの2週間後、
数週間後の処分が決まり、引き取ってもらえないだろうかと連絡が来ました。
理由は、ビビりすぎで懐かない中型犬だから。
この仔は、、、
野犬上がりかどうか、実のところ決めかねます。
そうした、保護活動の方たちと多くの話ができる状況の中、
野犬を助けたいという人と、
手を出すのは反対、と言う人の意見の間で、
惑います。
手を出すべき?
手は出さずにいるべき?
結果、ベースは
覚悟と知識と経済力、そして体力だと思います。
我が家には
中途半端な経済力と、何となくの知識と、それほど残ってない体力があり、
誇れるのは、
今いる仔を最期まで愛し続け看取る覚悟、くらいです。
だから、
一緒に暮らすのは1頭だけ、と決めています。
野犬保護を良しとしない方は、これを推奨されます。
対して、
「野犬の子」さんのように全頭保護を掲げ、それにまい進する方は、
一定以上の経済力と、並々ならぬ体力と、無限に吸収している?と思われる知識と、
そして絶対にやり通すという覚悟をお持ちです。
それでも、その活動をされる方の多くは、多頭飼育崩壊を起こしています。
どうしても、寄付やボランティアさんに頼る率が上がり、
活動が回らなくなるから。。。
反対ですと言われるその方は、それを指摘します。
私は今、
「野犬の子」さんを心から応援しています。
シェルターに行った記事を多くの方が見てくれて、
そこから「野犬の子」さんのブログへ足を運んでもらえるのはとても嬉しいです。
頂くいいねは「野犬の子」さんへのエールなのだと思っています。
出来ることは少ないです。
手を出してはいません。出せるだけの条件も持ち合わせてないし。。。
でも、見ないふりもできないんですよね( ̄▽ ̄;)
と言うことで、
そんなコウモリのような思考の中、
とりあえず1つでも多くの命が救われ、
幸せが増えて行ってくれるといいな、と思っているだけなんですよね。
野犬は保護すべき?
保護すべきじゃない?
答えは・・・・、
私には判りません!
ひとつだけ。
出来ると思ったんだけど。
は、絶対ダメだということは判ります。
シェルターの仔たちをヨロシク♪





