親戚が集まると出る、
子供のころの話。
2~3歳のころ、
叔父叔母に連れられて、
下関の水族館に行ったとき、
「イルカさん、じょうず~!」
と拍手しながら身体を伸ばす私を
「水槽におっ落っこちそうで必死につかまえてたよー」
と叔父がよく言って、みんな笑っていた。
家族の楽しい思い出の中に、
イルカのショーは欠かせなかった。
今も、マリンワールドに行く理由はひたすら、
イルカさん、見に行こう、だし。
何も変わってません。
だって、どうしてそこにイルカがいるのか、なんて、
考えたこともなかったから。
イルカが楽しいのか辛いのか、
想像できなかったから。
どうやってイルカが来るのか。
それをこの記事で知り、
私は反省しなければいけないのでしょう。
軽々しく、じょうず~とか言ってる場合じゃないんですね。。。
でもごめんなさい。
過去の時間と空間を、
私は否定できません。
あの時、心からイルカさんを尊敬し、大好きだと思った自分が、大切なのです。
偽善、と言われて当然ですが、
イルカさん、
ごめんなさい。
今後、イルカに対して、
辛い別れや、ひどい仕打ちを強いられる場面がなくなることを
願います。
今は、
この記事に対して、それだけしか言えません。
2020年12月6日 マリンワールド海の中道にて
これを楽しんでいる場合じゃないんですね。
それでも。
この日、このイルカさんたちに、
私たちは心から尊敬と敬愛の拍手を送ってた。
その裏にあるものをひとつも知らずに。
