(↑リンク)
富士、富士宮で「ハッピーさん」をしている助産師しおりさんのブログをご紹介。
「ハッピーさん」とは、赤ちゃんとママの体操教室「Happy Sun ママの学校」の先生のこと。私も、生後4ヶ月の時から富士の菜桜助産所クラスに通わせてもらっています。
おっぱいのトラブルを繰り返し、それでも
『他の誰にもできない、私しかできない幸せな時間。
何よりも、おっぱいを吸うことで、赤ちゃんが安心していることが嬉しい。
たった1年間。長い人生の中でたった1年。思う存分おっぱいを吸わせてあげたい。
おっぱい飲んで大きくなぁれ。』
母は強し!!!
痛くても、高熱がでても、このセリフが言えるなんて凄過ぎです。幸いにも、私はおっぱいトラブルは今のところありませんが、生後2ヶ月までは乳首に水ぶくれができたり、血豆ができたりして激痛だったので、それよりも痛いんだろうなぁと思うと・・・いやぁ・・・![]()
私は、生後1ヶ月の寝れない時期、本当に本当に辛くて、イライラしたり、時には一緒に泣いたりしていました。1時間まとめて寝れることが貴重でしたし、強烈な睡眠不足と帝王切開の傷の痛みに、ただただ心を無にして耐えていました。
育児放棄、虐待という文字が他人事ではなく自分の事としてすぐそこにチラついていました。一線を越えるか越えないかって、ほんの些細なことのような気がします。私には「辛い」と言える場所があったし、支えてくれる人、SOSを出せる人がいました。
私の母はASD(自閉症スペクトラム障害)、通称空気の読めない病気、大人の発達障害です。まーとにかく、気にさわること、言わなくていいことばかり言ってイライラさせてくれます。その為、精神科の先生からも産後は距離を置くように言ってもらっていましたので母を頼ることはできませんし、私も旦那さんも実家は九州で近くに身内は1人もいません。
旦那さんは朝早く夜遅い仕事。「1人でどうにかしないといけない」というプレッシャーが、ストレスを増加させていました。そもそも母親は父親よりも赤ちゃんの泣き声に強く反応し、ストレスを感じるものだとか。泣き止まない赤ちゃんと、どうにかしないといけない苛立ち。睡眠不足・・・泣くでしょ!(笑)
もちろん、そんな私の状態を旦那さんも分かっていますので、できる限り早く帰ってきてくれましたし、夜中でも抱っこを代わってくれたり、「今は2人で乗り越えるしかない!」と言ってくれていました。この人と結婚して良かったなぁと思います。蹴ったりしたけど・・・
でも、旦那さんって協力はしてくれるけど共感はしてくれないんですよね。一緒に頑張ってくれて本当に心強かったし、立派なイクメンだと思うんだけど・・・
私は帝王切開だったので病院出産でしたが、元々助産所で出産を希望していたこともあり助産師さんとの繋がりがありました。産後入院もさせてもらいましたし、生後1ヶ月からは3ヶ月間、骨盤底筋体操クラスにも参加していました。
そこで、先輩ママたちに励まされたり、アドバイスをもらうことでギリギリ理性を保っていましたし、本当に限界になったら助産師さんにSOSを出そう。そう心のお守りの様に思っていました。心のお守りがあったから、すでに限界は超えていたけれど、もう少し頑張ってそれでもダメならメールしよう。毎日、何度もそう思いながら過ごしていました。
赤ちゃんの状態は週替わりで変わっていきます。週に1度、辛いと言える場所があって、励ましてくれる人がいて、共感してくれる人がいて、一週ずつ乗り越えて、辛い時期を乗り切ることができました。
大変な時期はずっとじゃない。
でも、そう思えるには心に余裕が必要です。
自分が変わっていくしかない。
大変な時期がどのくらい続くかは赤ちゃんによります。結果的にうちは3ヶ月で落ち着きましたが、おっぱいトラブルや睡眠トラブル、アレルギーなどなど、周囲には生活が落ち着いてくるママや赤ちゃんが増えてきても、そうならないことだってあります。
子育ては、話して発散して、共感してくれる、アドバイスをもらえる、そういう場所があったら、心強いです。
私は3ヶ月間の骨盤底筋体操クラスが終わると、Happy Sunに通い始めました。週に1度、他のママ達と情報交換したり体操したり。近くの子育て支援センターにもちょくちょく行くようになりました。
話してみると、辛いのは自分だけじゃないことが分かったり、自分よりも大変なママがいることが分かったり、上手に思考の転換をしているママがいたり、1人で家にいるだけでは気付かなかったことに気付くことができます。
ママになったからって、一人で頑張ることはない。
赤ちゃんは、小さくて、可愛いくて、天使のよう・・・でも、いつでも聖者の心で接することはできません。イライラすること、不安になること、たくさんあります。だからこそ、ママには余裕が必要。
大変なことはたくさんあるけれど、嬉しいこと楽しいことはそれ以上にあります。日々の生活の中にある小さな幸せに気付ける余裕をいつでも空けておきたいものです。
産前産後、たくさんの人達に支えられてきたからこそ思う事があります。
もっと地域で活動している子育て支援の輪を知って、活用して欲しい。支援センターももちろんですし、保健センターで相談するのももちろん。他にも、子連れで行けるフィットネス教室やママサークルもあります。
地域の助産院だってもっともっと活用されていいはず。助産師さんたちって、専門性の高い知識をたくさん持っています。おっぱいのこと、育児のこと、夫婦のこと、愚痴だって聞いてくれます。彼女たちのスキルをもっと活用したら子育ての強い味方ができます。心のお守りです。
ママの強さは1人で頑張ることじゃない。
周囲のサポートも受けて、力を抜きながら自分に余裕を空けておくことでできるものだと思います。
赤ちゃんに会いたくて、ママになりたくて、その願いが叶って今があります。
「悩める幸せ」
それを感じられるのも、余裕があってこそ。
同時期に子育てをしているママほど、悩みを共感してくれる存在はいません。赤ちゃんを連れて外出するのは楽ではありませんが、コミュニティに参加することで、気持ちが楽になることもあります。赤ちゃんだって、お友達と触れ合うことで良い影響を受けていきます。
頑張り過ぎず、力を抜きながら、子育てを楽しもう。
今の成長を見られるのは今だけ。
楽しまないと!!
tae











