秋、いたずら好きで、元気いっぱいのどんぐりぼうやたちは、柏の木の葉に乗って飛行機ごっこを楽しみます。すると洗濯やさんをしている小人のおばあさんたちのもとに落ちて、洗濯物の小人のひげを汚してしまいます。
どんぐりぼうやたちは罰として洗濯物の配達を。お母さんはそんな事情を知らずに二人の帰りを心配します。リスのスバンスさんが「任せてください」と、二人の“冒険”を追って捜しに出かけ・・・。
毎日がたのしくて仕方のないどんぐりぼうやたちをスバンスさんがすでにお説教をしてくれたので、「たすかったわ。子どもをしかるのは、一ばんいやなことですものね。いろいろご親切にしてくださってありがとう、スバンスさん。」と話すお母さん、素晴らしい存在です。
そして結びの言葉「では、パーティーが いちばんたのしいうちに、このおはなしとも おわかれしましょう。」は、お話の世界からに日常に戻る架け橋をしてくれる粋な計らいで、このお話が大好きになった最大の理由です。
どんぐりぼうやのぼうけん
1,512円
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