梅雨といっても福岡では今年はあまり雨が降りませんね。
例年より過ごしやすい日々が今のところ続いています。
ただ、気温はどんどん上がってきていますね。
最高気温は30度前後の日々が続きます。
暑くなってくることで、ついつい、冷たいものも多く取りがちになってしまいます。
冷たいものを過量に摂ってしまうことは、脾胃を冷やすことにつながります。
脾胃は温かいものを好みます。
人間の消化酵素は体温付近が一番活発に働きます。
脾胃が冷えてしまうと脾胃の機能が低下してしまいます。
すると、蒸し暑い日本の夏、湿気は邪気である湿邪となりやすく、脾胃の機能低下により体の内部の湿邪、「内湿」を生じてしまうことになります。
湿邪の特徴は、重くて粘り気があり、停滞しやすいこと。
身体のだるさや鈍い痛み、水分の停滞によるむくみ、胃の不調といった症状が現れますが、その症状は治りにくく、ずるずると長引くこともあるため注意が必要です。
食事や生活のちょっとした工夫で湿邪を追い払うことが、梅雨から夏をすっきりと元気に過ごすポイントとなります。
この時期は生ものや冷たいものを摂りすぎないようにし、脾胃の機能を弱らせないようにすることが重要です。
〇脾胃を元気にする食材:インゲンマメ、大豆、山芋など
〇脾胃を温める食材:生姜、山椒、ニンニクなど
〇湿を取り除く食材:ハトムギ茶、トウモロコシ、小豆など
これらの脾胃の働きを助ける食材をバランスよく摂り、香味野菜や旬のものも積極的に摂るようにしましょう。
脾胃の働きを保つことは、元気な体の土台です。
日頃から脾胃をいたわった食事を心がけるようにしましょう。