九州自然薬研究会に参加 | 『日々の健康お役立ち情報とたま~に雑談』 糸島薬局 薬剤師コガのブログ

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先日の日曜日、九州自然薬研究会に参加してきました。日曜日もしっかり学ばせてもらっています。今回の研究会では、司会を担当させていただきました。このような機会を頂けることもなかなかないもの。緊張もありましたが、今後に向けていい経験をさせて頂きました。

 

 

今回の研究会での学術講演でのテーマは「健康寿命延伸のために自然薬を」ということ。その中で出てきたキーワードに“慢性炎症”があります。現代の病気のほとんどにはこの慢性炎症が関わっているということは、最近では色んな講演や書物でも目にするところです。そして、炎症の原因も菌・ウイルスなどの生物的ストレスに限らず、食事由来のものや、精神的なストレスなども関わっている。最近、雑誌などでも目にする“活性酸素”は、この炎症に関わる重要なキーワードでもあります。

 

 

生活習慣病は薬で抑えるだけではなく、生活改善こそが大事だと昔から言われていることです。糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病の根底には各種ストレスによる慢性炎症が潜んでいるらしい。こういった炎症を起こさないように、あるいは慢性化させないようにはどうするのか。慢性炎症や活性酸素、これらの話は現在のトレンドでもありますが、各種生活習慣病などの対策における、その根拠、日々の生活こそ重要であるという事を再確認することにも繋がりました。

 

さまざまな分野で、日々、新しい情報が示されます。病気のメカニズムにおいても、それは例外ではなく、それまでの知識を前提にしつつも、新しく示された情報についても考慮し、対処すべきことが増えるという事もよくある話です。常に新しい情報が示され、それに追いついていかないとあっという間に取り残されてしまう。どんどん現れる情報に追いついていけるように、また、今ある知識の再確認、根拠の強化などのためにも、情報へのアンテナは常に張り巡らせておく必要がありますね。