昨日、1月度バイオリンク茶話会を開催いたしました。
今回のテーマは腸管免疫について。
腸は食べ物のみならず、身体全体の免疫に関わります。
腸の環境が悪いと腸の運動がしっかりできません。
また、必要なものと悪いものの区別ができなくなり、必要な栄養の吸収がうまくいかなくなってしまいます。
腸内環境に関わってくるのが食事のバランス。
栄養は大きくビタミン・ミネラル、たんぱく質、脂肪・糖質に分類されます。
それぞれバランスよく摂ることが食事の基本です。
現代人は脂肪・糖質の割合が50%以上となってしまっています。
たんぱく質も40%ほどで多めです。
対して、ビタミン・ミネラルの摂取は非常に少なくなっています。
糖質はお菓子、ジュース、お酒…白砂糖の量で到底摂れない量を、これらの食品で摂りすぎているのです。
たんぱく質は動物性、植物性に分類されますが、現代では動物性たんぱく質の摂取が増えています。
食生活の欧米化、和食より洋食を摂るようになりバランスが崩れてきています。
この乱れは腸内細菌のバランスを崩し、腸の汚れにつながっていきます。
腸の汚れは病気のなりやすさにつながります。
腸の免疫機構は体の免疫を作ります。
21世紀は腸源病の時代。
高脂肪食、低繊維食。
ストレス、腸内細菌(腸内フローラ)の乱れ。
食物中の毒物であるダイオキシン・重金属・食品添加物・残留農薬。
これらは腸の汚れにつながる代表的なものです。
がんは免疫力が弱くなったときに起こります。
ほかにも心臓血管病、脂質異常症、糖尿病、痛風、アレルギー疾患など、免疫の乱れは病気に直結します。
最初の生命体が地球に誕生したのが約38億年以上前だと考えられています。
最初の生物はたった一つの細胞からなる単細胞生物でした。
この単細胞生物から多細胞生物へと進化していくのですが、このときに最初に作り出したのが「腸」で腔腸動物と呼ばれる原始的な動物が誕生しました。
そして「腸」を中心に様々に進化し、多くの臓器をもつようになり多種多様な生物に進化してきました。
腸は生命の原始ともいえる器官です。
生命維持に重要な器官であることがこのことからもわかります。
バイオリンクはもともと腸に住み着いている善玉菌の餌になります。
腸の環境の根本である腸内フローラに対してバランスを整えてくれます。
腸内を健常な状態に維持することは、健康を維持していくうえで大変重要な問題です。
日々の食事のバランスを整えて腸内環境をきれいに保っていきたいですね。
来月のバイオリンク茶話会は、
テーマ『活性酸素ってなんだろう?』と題し2月17日(金)開催の予定です。
次回もご参加をお待ちしております。