今日はハロウィン!カボチャの嬉しい効果 | 『日々の健康お役立ち情報とたま~に雑談』 糸島薬局 薬剤師コガのブログ

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本日、10月31日はハロウィンです

近年、日本でも認知度が上昇し、定番イベントとして定着してきましたね。

 

さて、ハロウィンと言えばジャック・オー・ランタン。

カボチャのランタンおばけですね。

 

 

本日はカボチャについて。

 

カボチャは色々な調理法があり、食卓でも活躍する食材です。

ハロウィンに関連し、コンビニでもカボチャのスイーツなどを見かけるようになりました。

皮も丸ごと煮物などにできますし、種も炒っておつまみとして楽しんだりできます。

 

カボチャは栄養価の高い野菜です。

かぼちゃが含む食物繊維は便通を整えてくれます。

また、かぼちゃの黄色はβカロテンの色。

野菜の中でもトップクラスのβカロチンを含んでいます。

 

βカロテンは身体を酸化から守る抗酸化作用を持っています。

癌の発生や老化の進行を抑え、アンチエイジングの効果を持ちます。

βカロテンは体内で必要量のビタミンAに変わります。

ビタミンAは粘膜や細胞を強くして、免疫を高めてくれます。

目の粘膜にも働き、眼精疲労などにも効果があります。

βカロテンの効果はビタミンCやビタミンEと合わせて、その効果がアップします。

カボチャにはこれらのビタミンもしっかりと含まれています。

 

薬膳的に見ると、カボチャは温性の野菜です。

身体を温める作用があるので、これから寒くなるこの時期にはうってつけです。

 

 

まだ暦では先の話ですが、「冬至にかぼちゃを食べると良い」と言われます。

風邪をひきやすいときにカボチャを摂ることで風邪を予防する、という先人の知恵です。

カボチャが寒い時期に希少な緑黄色野菜であることも関係しているでしょう。

 

カボチャの種は南瓜子または南瓜仁という生薬になります。

むくみをとったり、消化機能の改善、駆虫薬として用いられます。

カボチャの種には果肉の約5倍のカロチンが含まれているそうです。

また、ビタミンEやリノール酸も豊富に含みます。

カボチャの皮にも食物繊維などが果肉より豊富に含まれています。

 

カボチャは果肉だけじゃなくて丸ごといただきましょう。

その恩恵をたっぷりと受けることができます。

ジャックランタンとカボチャの料理を食卓に乗せて、ハロウィンを楽しんでください。