読書の秋です。
受験生もスパートをかけてくる時期でもあります。
中国の唐時代の詩人、韓愈の漢詩には「燈火稍く親しむ可く」という一節があります。
「秋の夜は涼しさが気持ち良く、あかり(灯光)で読書をするにはもってこい」という意味。
秋は読書に一番適した季節であるということを表現したこの言葉が、読書の秋の由来になっているそうです。
脳の活動にとっても、秋の気温は最適とのことです。
18~24℃で脳は最も活発に働けるとのこと。
そのため、秋は読書や勉強に没頭しやすい時期なんだそうです。
脳はたくさん使うことで、血流量が上がり、熱を持っていきます。
パソコンによく例えられますが、たくさんソフトを立ち上げると、パソコンは熱を持って、最悪フリーズしたりしますよね。
人間も同じなんですね。
たくさん考えて悩んで、脳にストレスがかかったり、睡眠不足などで脳が疲れていると、脳はその血流量を増やして、もっと活動を高めようとする。
そして脳自体がどんどん熱を持っていく。
そんな時、逆に脳を冷やしてあげることで、人工的に脳をリラクゼーション状態に持っていくことになります。
何か集中したい時やイライラした時など。
脳が熱くなったとき、「頭を冷やした」ほうが脳の働きを良くすることに繋がります。
秋の憂鬱、ストレス、不眠などの時は頭を冷やしてみるといいかもしれません。
冷却シートや冷凍タオルなどで、おでこや頭のてっぺんを冷やしてみてください。
注意点として、耳から上の脳周辺を冷やすこと。
そして、頭を冷やして体全体が冷えるような感じがあるならNG。
あくまで、頭を冷やして気持ちいいと感じるくらいがベストです。