糸島薬局の古賀です
先日は「外寒」について記事にしました
今回は
「内寒(ないかん)」
について
この「内寒」は
多くの不調や病気の原因になります

内臓の働きが落ちてしまい
血行も悪くなってしまうことで
種々の症状が出てきてしまいます
腹痛や下痢、食欲不振といった「脾胃」の症状
胸痛、動悸など「心」の症状
息切れや咳といった「肺」の症状など
「内寒」とはすなわち、体内の冷えの事です

「内寒」は
寒が体内に引き込まれ
それが寒邪となったものです
寒を体内に引き込む原因として
外寒の邪を引き込み「肺」から侵される寒の場合や
冷めたいものを飲食することによる「脾胃」の寒の場合
が考えられます
また、冬は五行学説では「腎」に対応する季節
腎は、全身を温煦する腎陽の力を持ちます
そのため腎が弱ると
寒に身体が対応することが出来なくなって
寒邪を引き込まれることとなります
すなわち
冬の養生は「寒」と「腎」に対応することが大切なのです

「寒」への対策は
先日の記事通り「外寒」に備えることや
身体をあたたかく保つ食事など
そして寒は「腎」の大敵です
腎もしっかり養生して
「内寒」を防ぎながら
冬に備えましょう