糸島薬局の古賀です。
10月15日は「きのこの日」だったそうです。
今日は秋の味覚のきのこについて調べてみたいと思います。

積極的に摂りたい、きのこパワー
きのこはカロリーがほとんどありませんが、ミネラルやビタミンなどを豊富に含む食材です。
そのため、ダイエットをするときにも欠かせない食材と言えます。
きのこはとくにビタミンB類、ビタミンD、食物繊維を多く含んでいます。
ビタミンB類は代謝力をアップさせます。
糖質を分解する酵素を助け、エネルギーにかえ、細胞の再生や成長を促します。
ビタミンDは筋肉の働きを活発にし、脂肪細胞を燃やす働きを持ちます。また、カルシウムが体内に定着するのを補助する力もあるので、他の食材と合わせて食べることで骨を丈夫にし、骨粗しょう症を防ぐ効果もあります。
また、きのこにはβ-グルカンという食物繊維が多く含まれています。
β-グルカンは免疫力強化やコレステロール値上昇抑制などの効果があり、多くの可能性を秘めている成分として現在でも研究が進められています。
β-グルカンは食物繊維の一種ですので、便秘の解消にも役立ち、腸内環境を整え、大腸がんなどの腸の病気の予防もしてくれます。
漢方的にきのこには、主に気や血を補うはたらきがあります。
胃腸の調子を整えエネルギーを補うため疲れたときに食べると良い食材といえます。
そして、免疫力を高める作用があり、季節の変わり目で体調を崩しやすい秋には欠かせない食材です。
しいたけ、えのき、しめじなどは血を補うことで貧血の予防や乾燥に対する肌荒れにも効果があります。また、えのきやまいたけには水分代謝を整え、むくみを抑える働きがあります。
秋の味覚のきのこ、積極的に食事にとり入れて体調管理に役立てましょう。