こんにちは。
糸島薬局の古賀です。
朝晩めっきりと寒くなり、そろそろ半袖もつらくなってまいりましたが、今年は環境省がクールビズは10月31日までと報道しているようなので、身体を壊さないようにしながら、もうちょっと薄着で頑張ろうかなと思っています(~o~)
さて、以前の記事で、この時期の咳については、乾燥=「燥邪」が関係しているという事を書かせていただきました。
ただ、咳の原因については、中医学的にも様々な原因が考えられます。
その咳の原因はなんですか?
暑い夏を乗り越えてきた身体に、夏の疲れが現れてくるのも秋の注意事項です。
夏の間に摂りすぎた水分や冷たいものの食べ過ぎによる「脾」の力の低下・・・。
これらの要因により、身体の内部では「水滞」が起こってしまうのです。
「水滞」とは、文字通り水の滞り。
身体の中から発散できなかった水がそのまま留まってしまい、身体の不調をきたしてしまいます。
余分な水分は「痰湿(たんしつ)」になって、肺の運動を阻害して咳を起こします。
痰が多い、朝方に多い咳、食欲低下、胸の苦しさ、軟便、だるさ、むくみ、冷え・・・。
このような症状を呈する場合があります。
症状の原因には「外因(外からの影響、燥邪など)」、「内因(身体の機能低下、痰湿など)」といった違いやタイプがあります。
自分がどういったタイプの咳なのかを見分け、それに合った対策をしていくことが大事になりますね!