糸島薬局の古賀です。
最近、のどの痛みや咳を訴える方が増えています。
以前の記事で燥邪について書かせていただきましたが、秋本番を迎えて、乾燥が強くなってきたのかなぁ、と感じています。

以前、述べたとおり、秋は「肺」への影響が強くなります。
「肺」は呼吸だけでなく、体液の代謝や体温調節機能、そして免疫機能などの一部も担っています。
そして、燥邪の影響で肺の潤いが不足すると、血行不良、ドライアイや便秘など、呼吸器系だけでなく体全体に影響を与えることになります。
喉をいたわり、肺に燥邪を入れないように気を付けていく必要があります。
鼻呼吸と口呼吸、意外とそんなところから気を付けてみると少し違うかもしれません。
口呼吸はダイレクトに喉に外気を吸いこみます。
鼻呼吸と比べ、喉が外気にさらされる範囲も大きくなります。
これは、直接、乾燥を喉にあたえていることと同じことになります。
この時期、のどの痛みの原因として、寝ている間に口呼吸になり乾燥してしまった、という事もあるのです。
寝るときは部屋の保湿と同時に、こういうちょっとしたところも気にしていきたいですね。
生活の中で少しの意識を持つことで、意外と防げる症状もたくさんあるのかも?
ちょっとしたところに目を向けてみましょう。