夢と言っても、未来への希望や展望、目標といったことじゃなくて、
眠ってて見るアレの話です。
怖かったとか、苦しかった体験から見る悪夢って、意味があるんだって???
例えば、
子どもの頃、犬に追いかけられて怖い思いをして、
なんとなく何かに追いかけられる怖い夢を何度も見たりって、
ありますよね? ね?
そうやって繰り返し見る夢。
「夢」という疑似体験を重ねていくうちに慣れてきて「怖い」とか「苦しい」とかを和らげる効果を生み出すとか何とか、、、
そういえばこたろう、思い当たるふしがあります。
幼い頃、何度も同じ夢を見ました。
窮屈で苦しくて、息が詰まる感じでした。
重い重い布団の下敷きになっているような。
そこで目が覚めるのです。
あるとき、すこしだけ続きを見ました。
天井のようなものが見えます。
で、目が覚めるのです。
さて、それから少し成長して、小学校低学年くらいの頃かな?
同じ夢を見たとき、重苦しくのし掛かってくる何かを
「どっこいしょ」と投げ飛ばす展開になりました。
夢って不思議ですね。
投げ飛ばして周りを見ると、そこは分娩室だったのではないかと今は思います。
狭い産道を通り生まれてくる苦しみが、脳みそのどこかに残っていたのかも知れません。
それを「どっこいしょ」と投げ飛ばしたその日から、二度と同じ夢を見たことはありません。
奇妙なお話、お付き合いいただきありがとうございました。