決心がつかず…
でも、意を決して、記事を書くことに決めました。
3月29日の23時頃、ヒカルが天国へ旅立ってしまいました。
それからというもの、悲しみと喪失感、様々な感情に襲われ、
なんとか日常生活を送っているものの、
前向きな気持ちになれないでいるのが現状です。
ほんの数日ですが、ブログを更新しないでいることが、なんだか前に進むのを拒んでいるようで、
このままではいけないと感じてます。
いまは、少し休むべき…と思うのですが、
ブログを書くことは私の生きがいでもあり、私の拙いブログを見てくださるみなさまは、私にとって大切な存在なのです。
ヒカルのことをお伝えする義務がありますよね。
人生には限りがありますから、休んでばかりもいられません。
前置きが長くなってしまいましたが、
まずは経緯をお話しします。
その後で、私の気持ちや家族の気持ちをお話しするので、よかったら聞いてください。
。かわいいヒカル…みなさまに見てもらいたいから…)
3月29日は、夕方に長男くんが帰ってくる予定の日でした。
午前中、私はいつものように庭仕事に出ました。
いつもは、家の中で次男くんと遊んでいたりする三男くん。この日は私を追いかけて、家から出てきました。
そのとき、一緒にヒカルも外に出てしまったのです。
いつもは、三男くんがヒカルを出してしまわないように、カギをかけてから出ていたのに、そのときは…
ヒカルは、すぐに他の御宅の敷地へ。
そのまま散歩に行ってしまいました。
ヒカルが家を出るのは、1、2週間に一回くらいの頻度でありました。
大抵は、三兄弟の誰かが不注意で出してしまったり、網戸を破壊したりして出ていました。
そんなとき、半日もするとヒカルは自ら窓の前に立ち、帰宅するので、
あの日もそうだろうと、探しに行くこともしませんでした…
午後になってもヒカルは帰って来ず…
17時半に長男くんを迎えに行くため、夕飯の支度や家事をしていて、
ヒカルのことはまったく頭になかった私。
17時頃、家の前でご近所の子供達が遊んでいて、次男、三男くんが遊びたいと言って外に。
出たとき、シマトネリコの下でヒカルが横たわっているのを見つけました。
家に入れるべく抱きましたが、
違和感がありました。
…ヒカルの身体に力がまったく入っておらず、だらっとしていたのです。
廊下に降ろすと、そろりそろりと歩いて、狭い場所に隠れるようにまた横たわるのです。
すぐにでも動物病院へ連れて行くべきと思いましたが、
そのときは命に関わることと思わず、
長男くんを迎えに行きました。
お迎えが終わって、長男、次男くんにはお留守番してもらい、三男くんを連れて動物病院へ。
着いたのは18時過ぎでした。
ヒカルには、4人の獣医さんと助手さん方がついていました。
1人の獣医さんが、「とても危ない状態です」と…
主だった外傷は全くなし。
でも、血圧がとても低下していて、全身に血が送られていない。
体温も下がっている。
全身がショック状態にあると…
レントゲンを撮りたいけれども、身体の状態的にレントゲンを撮ることも危険…
身体を温めて、血圧を上げる薬を点滴することに。
状態から見て、車に轢かれたのではないかと…
…信じられませんでした。
…そんなわけない。
しばらく、様子見ましたが、好転することはなく…
獣医さんは、「おそらく…」
と言葉を濁します。
私は「助かる可能性はありますよね?」
絶対に助かると思って聞きました。縋るような気持ちだったかもしれません。
「可能性が全くないとは言えませんが、確率的には、とても低いと…」
主人が帰宅したと電話があったので、
三男くんを迎えにきてもらいました。
治療室で、ずっとヒカルを撫でて、小さな声で励ましました。
…涙と鼻水で、まともに話せませんでした。
ヒカルは少し血を吐いていて、肺に傷がついているかもと。
そのうちに呼吸が苦しそうになり、
呼吸器をつけてもらうことに。
麻酔なしで呼吸器をつけられるということは、意識がないということだそうです。
病院に着いてしばらくして、意識をなくしていたヒカル。
苦しくて辛くはなかったのかな…
…23時頃、ヒカルの心臓の鼓動が止まりました。
まだ一歳と半年程の命でした。
獣医さんたちは、手を合わせてくださり、
助けることができずに、申し訳ありませんとおっしゃって下さりました。
できるかぎり手を尽くして、遅くまでがんばってくれたと思います…。
私は、ヒカルの遺体をキャリーケースに入れて、帰宅しました。
主人は、子供達を寝かしつけてくれていました。
私は、浅くて広めのダンボール箱にペットシーツとタオルを敷いて、そこにヒカルを移しました。
移す途中、ヒカルを抱きしめました。
やわらかくて、暖かい気がして、しばらく放せませんでした。
まだ、受け入れることもできないうちでしたが、ヒカルをどのように送ってあげるか、考えなければなりません。
火葬も少し考えましたが、
庭に埋める、土葬にすることにしました。
綺麗な姿のまま、見送れると思ったし、自然に返してあげたいとも思いました。
ヒカルの身体をきれいに拭いてあげて、毛並みを整えて、首輪を外しました。
保冷剤をハンカチにくるんでダンボールに入れました。
そこまでして、
主人の仕事の出発時間のことも考え、4時半に目覚ましをセット。
疲れていたので、なんとか眠れました。
起きて着替えると、庭に出て、まずラナンキュラス ラックスとカンパニュラを仮的に植え替えしました。
…そこからひたすら掘りました。
深さ、60〜70㎝程でしょうか…
起きて、朝ごはんを食べ終わったころ、子供たちに伝えました。
長男くんは、泣いて泣いて泣いて、また猫を飼ってその子にヒカルって名前をつけると言いました。
次男くんは、はじめは泣きましたが、受け入れられないのか、まだ理解が及ばないのか、動揺は引きずりませんでした。
三男くんは、死そのものが理解できず、ヒカルを撫でていました。
ヒカルをお庭に埋めるお別れのことを話すと、次男くんは怖いと言って、参加してくれませんでした。
ヒカルに、ありがとうとお別れは言ってくれました。
私と長男くんと三男くんで、ヒカルを送ることにしました。
ヒカルに最後のお別れを言って、タオルにくるんで、優しく土の穴に置きました。
長男くんと一緒に、ヒカルのカリカリごはんや、大好きだったおやつやオモチャ、庭の花をたくさん摘んで、入れました。
土をかけて、ラナンキュラスとカンパニュラを戻して、
手を合わせて、2人で、「ヒカル、ありがとう」と言いました。
私は、「ヒカルがいたから、とても幸せだったよ。楽しい時間をくれて、ありがとう」と続けました。
もっと色々言おうかと思いましたが、長男くんが泣いてしまったので、やめました。
長男くんがまず帰宅して、
三男くんは土遊びをしていたので、私と2人で庭に残りました。
少しすると、三男くんはヒカルを埋めた場所を手で掘ろうとして、
「ママ、にゃんにゃだして!」…と言いました。
…出してあげられないんだよ…。ごめんね…
と、言うしかありませんでした。
…長くなってしまいましたので、
私の心境やこれから?…については、また明日お知らせしたいと思います。
…辛い内容でしたが、
読んでくださって、ありがとうございました!