人間の記憶力を考える際、とても興味深いデータがあります。
心理学者のヘルマン・エピングハウスによって導かれた実験データですが、「忘却曲線」として有名です。
このデータによれば、記憶してから1時間後に覚えていられる単語は40~50%くらいで、1日後には20~30%くらいだそうで、興味深いことにそれ以後1ヶ月後まで、この率はほとんど変わりません。
つまり、最初の1日で急激な忘却が起きるものの、以後の忘却は穏やかに進行することになります。
この実験データを試験勉強に応用すると、記憶の定着を図るにはまず1時間後に確認し、それから1日経った後、再び確認することが有効だと分かります。
さらに、この実験データに個人差はほとんどないとされており、記憶力の良し悪しは記憶を保持するための勉強方法が脳の仕組みに則っているかどうかで決まってくるわけです。
もし記憶力に自信がなかったら、ご自身の勉強方法を練り直してはいかがでしょうか?
勉強方法を変えるだけで、驚くほどの記憶力アップが・・・