テーブルランプが出来るまで | 「ビンテージ家具ショップKio」女性店長のDiary

テーブルランプが出来るまで

 
昨日サイトにアップしたテーブルランプ。

説明文で「ボディとベースのみの状態で買い付けました」と書きました。


では、その状態はどんなだったかと言いますと・・・・

 
こんなでした。

(ちなみに、Kioっぽいですが、画像はアメリカのディーラーのウエアハウス。
自分でも「あれ?」って思うほど、感覚の近いディーラーです)

トップにはファイナルも付いてモノとして完成していたため、
てっきり「蓋付きの飾り壷」をモチーフにしたオブジェだと思って買い付けたんです。

コンテナに載ってやってきてからも毎日見ていましたが、
オブジェだと思って疑わず。

鋳物のベースも付いていて面白いな、なんか可愛いな、と、
けっこうお気に入りでした。


そろそろサイトにアップを・・と思い、
手に取ってしげしげと眺めているうちに、
「これ、テーブルランプにアレンジ出来るんじゃないか」と閃きました。

ナイスアイデア!と思ったのも束の間、
「というか、そもそもランプのボディとして手掛けられたものなんじゃないのか!」と。

そう思うと、鋳物のベースも納得がいきます。
トップのファイナルも、シェードを留めるためのもので・・・?


夫が分解すると、中から電気コードを通すためのパイプが出てきました。
(ちなみに夫は電気工事士の有資格者です)

そしてソケットやコード、シェードにハープ(シェード受け)を用意して組み立ててみると
難なくテーブルランプが完成。

それもそのはず、「ランプのボディ」を用いて組み立てたのですから。。

(ファイナルはハープとネジ穴の径が合わなかったので、別なものを使いました)


ヨーロッパの窯などで手掛けられたボディのテーブルランプが
アメリカ規格で出回っているのを見て、
ソケットもヨーロッパで取り付けるのかな?、シェードは?とか
色々疑問に思うことがあったのですが、
こうやってボディだけで流通させていたのですねえ。

勉強になりました。
(バイヤーの間では普通に知られてることだったらどうしよう。。)

しかし、これまで数々のテーブルランプを見てきたのに、
なぜあれがボディであることにすぐに気づかなかったのか。。。