搬入日記『パティスリー・クリアンさんへ』 | 「ビンテージ家具ショップKio」女性店長のDiary

搬入日記『パティスリー・クリアンさんへ』

奈良県五條市。
ときどきこのDIARYに登場していただく、
「パティスリー・クリアン」さんのある町です。

日本情緒を残す、里山。
山道から見下ろすと、雲海の中に佇む町の姿は神々しいほど。

その町で、フレンチな外観がひときわ目を引くのが、クリアンさん。

以前も書いたのですが、
子供の頃大好きだった本『霧の向こうの不思議な町』に出てくるショップのようなんです。

このお話は『千と千尋の神隠し』のヒントになったと言われているファンタジー。
主人公の少女が、謎の傘の案内で、霧の中の町に誘われ、
魅力的なキャラクターの登場人物達と、
心の交流を持つというストーリーです。


前置きが長くなりましたが、
先日の13日、クリアンさんへ家具と雑貨のお届けに行ってきました。

まずはこちらの画像をご覧ください。



お店の螺旋階段を上手に使って、ディスプレイがされています。

トランプと、サーカスモチーフが大好きだといつもおっしゃるクリアンの奥さま。
サーカスのテントがおしゃれですね。
でも大好きだからと言って、そればっかりを飾り立てることはしません。

私は、この螺旋階段のコーナーがすごく良かった。

自分の本当に好きなものを「見つける」、
そしてそれをちゃんと「手に入れる」。
だから、たとえモノが少なくても、それらを組み合わせることで、
たったひとつしかないシーンが出来上がるのです。

何かの真似ではない、オリジナルなものって、
こんなちょっとした日常の場面でも垣間見ることができるんですよね。


それにしても、雲海の町。トランプとサーカスのモチーフ。
ひょっとしてクリアンさんと『霧の向こう・・』の結びつきは
そこにあるのかも。


さてさて、なかなか本題に入れませんね。
いったい何を搬入して、何があったんだってかんじですよね(笑)。
だけど、私がクリアンさんを通して伝えたいのは、
そんなくだりなのかもしれません。




こちらは、ケーキのショーケースの正面にあるジャムや紅茶のコーナー。
こちらも美しいです。
ちなみに、手前にある三段のトレイ、
これは一年前にKioで買っていただいたもの!


さて・・・、これは前編です。

後編は、クリアンの奥さまに連れて行って貰った
飛鳥にあるとびきりの日本料理店のエピソードを交えて、
搬入の様子をお伝えします。

ご期待ください!