インペリアル・イースター・エッグとは

1885年から1916年の間にイースター(復活祭)を祝うため

ロマノフ朝ロシア皇帝(アレクサンドル3世とニコライ2世)が購入した卵型宝飾品50点

ファベルジェの工房で製作されたためファベルジェの卵とも呼ばれますが

その場合はロシア皇帝以外が購入したものも含まれます。

全リストはこちら→https://en.wikipedia.org/

 

インペリアル・イースター・エッグは皇帝から親族にプレゼントされていましたが

ロシア革命の際に国有財産とされた後に国外へ流出。

最終的に7点が個人所有となっているそうですが

2025年12月2日、そのうちの1点「冬」がクリスティーズ・オークションで

手数料込落札価格2290万ポンド(3020万ドル、約47億円)!

インペリアル・イースター・エッグとして最高値を記録しました。

元は2002年に960万ドルで落札されたもの:https://en.wikipedia.org/wiki/Winter

23年で3倍を超えたことになります。

 

さて、インペリアル・イースター・エッグ「冬」

水晶を主体としてプラチナと4500個のダイヤモンドで装飾され

インペリアル・イースター・エッグの特徴とされる内部のサプライズは

白水晶・ネフライト・ガーネットで造られた木イチゴの花で満たされたバスケット。

クリスティーズのロシア美術部門責任者であるオガネシアン氏は

インペリアル・イースター・エッグの中で最も壮麗、芸術的に独創的、異例の作品

と評したそうですが、他の派手なインペリアル・イースター・エッグに比べて

非常に清楚で「寒い国ロシア」を最も象徴している作品と自分は思います。

こうした静寂を感じさせる宝飾品は西洋人より東洋人の好みですから

日本人が落札してたりするのですが、そうだとすると、ロシアが

「違法に国外に持ち出されたものだから返せ!」と威圧を加えてくるかもしれません。

そのためか、前回の落札者はカタールのプリンスでしたが今回の落札者は公表されていません。