海外落札→国内出品が示すメダル国内高騰時代で紹介したメダル
MS64 GERMANY Hildesheim AR Medal 1761:48万円
https://wwwn.auction-world.co/xpai/lot_AA36-4206.html
2023年8月19日2040ドル、円建手数料抜落札価格20万4000円相当
https://coins.ha.com/itm/german-states/german-states-hildesheim
から2.35倍に上昇しました。
実は、このメダル、海外オークションで自分も参戦していて惜しくも次点でした・・・
このようなケースは稀ですから、少し考察してみます。
①海外オークションでもっと頑張るべきであったか?
上記の円建手数料抜落札価格はドル円相場変動を考慮せず1ドル111円で計算したもの。
当時のドル円相場1ドル145円
更に、輸入税6%・送料80ドル・通貨換算手数料1%といった諸経費を含めて
相当する円建手数料抜落札価格を計算してみると
1650ドル(落札手数料込1980ドル)→28万7464円
1700ドル(落札手数料込2040ドル)→29万5855円
国内落札価格48万円よりかなり安いため
海外オークションでもっと頑張っても良かったのかもしれませんが・・・
そうしなかったのは理由があるからです。
②MS64の落札価格がMS62の落札価格の4倍を超えれば割高と想定
過去の落札記録を調べると非スラブ入ばかり見つかりスラブ入はMS62のみ
落札価格はたったの492ドルでした。
https://coins.ha.com/itm/german-states/hildesheim/
MS64の落札価格は、せいぜい、その4倍の1968ドル程度と考えていたのです。
1650ドルで入札すると落札手数料込では1980ドルでしたので
これでも自分の想定を少しオーバーした入札だったのです。
なお、今回のメダルが国内オークションに出品されたということは
海外で落札された方が日本人であった可能性が高いでしょう・・・ということは
③2040ドルが海外での評価とは言えない可能性あり
2040ドルが自分を含めた日本人同士が競り合った落札価格であれば
海外オークションと言えども海外での評価とは言いにくいでしょう。
日本人同士だったからこそMS62と比較し4倍を超えてしまったというわけです。
メダルは海外より国内で高騰しているため入手するなら海外でと思う次第ですが
海外でも日本人相手に戦う必要がありそうです・・・