本日4月13日は第117回入札誌「銀座」オークションの締切でした。

以前は入札誌「銀座」オークションの締切と言えば10日でしたが

最近は10日以降の土・日・祝日となっています。

その結果、入札誌「銀座」オークションの締切とA.W.主催オークションの初日

が重なったため入札誌「銀座」オークションのレポートを先行公開します。

 

さて、第117回入札誌「銀座」オークションですが、驚いたことに

メダルの出品が0枚・・・最近はメダルへの入札がメインになっていましたので非常に残念。

そんななか、注目したコインはこれ↓

メキシコ 50PESOS金貨 1921年 KM-481 NGC(MS63)

1921年のメキシコ独立50周年を記念する金貨ですが、非常に人気があったため

1922~1931年、そして、1944・45・46・47年にも発行され

更に、1949年以降は再鋳貨として1947年の年号で発行されています。

参照:https://en.numista.com/catalogue/pieces15038.html

金貨の盗難、国内と海外では、この金貨の強奪事件も紹介しています。

今回の金貨は1921年発行ですからオリジナル初年号。

但し、発行数18万枚、MS63でもNGC120位(登録165枚、記事作成時)

決して、稀少ではありません。

そのせいもあり金地金・コインが高騰する2021年より前のMS63落札価格は

国内で

22万円https://shop.ginzacoins.co.jp/auction/past_events/

23万4000円https://wwwn.auction-world.co/library/item_107807.html

海外で1680ドル~2820ドル

円建手数料抜16万8000円~28万2000円相当。

したがって、金1gあたり高々8347円でした。

しかし、2021年以降は4080ドル(40万8000円相当)以上に高騰。

https://coins.ha.com/c/search/results.zx?term=1921+mexico+50+pesos+ms63

要するに、金地金・コイン高騰の影響を大きく受けている金貨と言えるでしょう。

果たして、今回の落札価格は・・・62万円、落札手数料10%での65万721円に相当

金1gあたり1万9000円を超えてしまいました!