今後の注目、台湾の大型金貨２枚

台湾はアジア最大の火薬庫（？）として注目されていますが

今回のレポートはその台湾で発行された２枚の大型金貨についてです。

 

1965, 2000 Yuan, 30g (Au 0.9), Y542, Numista Rarity Index 97

孫文生誕１００年記念：https://en.numista.com/catalogue/pieces22881.html

 

1966, 2000 Yuan, 31g (Au 0.95), Y544, Numista Rarity Index 97

蒋介石生誕８０年記念：https://en.numista.com/catalogue/pieces15254.html

 

方や中国革命の父である孫文の数え歳１００歳を記念する金貨。

＊１９２５年に数え歳５９歳で亡くなっていますが

方や中華民国（後の台湾政府）の初代総統である蒋介石の数え歳８０歳を記念する金貨。

発行数は前者不明・後者２万枚ですが、Numista Rarity Indexの数値は同じ９７。

 

海外でのMS64の落札価格を調べて見ると

２０１８年：孫文、１３２０ドル < 蒋介石、１５００ドル

https://coins.ha.com/itm/china/taiwan/ vs. https://coins.ha.com/itm/china/taiwan/

２０２３年：孫文、３４８０ドル > 蒋介石、２６４０ドル

https://coins.ha.com/itm/china/taiwan/ vs. https://coins.ha.com/itm/china/taiwan/

両者ともに高騰しているのですが、孫文が蒋介石を凌駕するようになりました。

国内ではどうか？

２０２３年：孫文、４８万円・・・見映えが良くないMS64

２０２３年：蒋介石、４９万円・・・MS65

グレードや見映えが異なるため比較は難しいのですが、孫文の方が健闘している？

いずれにせよ、海外と比べて国内の方が高く評価されているようです。

 

台湾を代表する２枚の大型金貨、今後もどちらが高く評価されるか注目です！