昨日2月8日、日本の2023年における経常収支が公表されました。
その額は20兆6295億円、1ドル150円としても1375.3億ドル。
2023年4月時点のIMFによる2023年経常収支予測では1317.5億ドルでしたので
少しだけ予測を上回ったことになります。
世界ランキングは4月発表になると思いますが: https://ecodb.net/ranking/imf_bca.html
2022年899.8億ドルからかなり改善されたため順位は8位から上昇するでしょう。
ちなみに、韓国の2023年経常収支は371.1億ドルとの予測でしたが
実際には354.9億ドルと少しだけ予測に届きませんでした。
参照:https://jp.yna.co.kr/view/AJP20240207000500882
なお、20兆円を超える経常収支黒字は2021年以来でありV字回復に相当しますが
資源高が落ち着き貿易収支の赤字が大きく縮小したことが主な要因です。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA067C60W4A200C2000000/
日本はこれだけ稼いでいるのですが円安は未だに改善されません。
日本の金利が異常に低いからと言われますが
稼いだ外貨をそのまま海外投資に回しているためでもあるでしょう。
外貨を円に換えて国内に投資をすれば
円安の改善だけでなく国内産業基盤の強化にも繋がると思います。
特に、電池や合成燃料といったエネルギー産業への投資は
世界における日本の地位向上にも役立つことでしょう。
世界が必要とするものを提供できてこそ世界が必要とする国になれるのです。